証券会社の社員が「知っているけど客には教えない」投資術
~3月に仕込んで4月に爆儲け、が常識だそうです

週刊現代 プロフィール

預金代わりの高利回り株も

自動車を中心とした外需に依存する産業は、海外失速の直撃を受けるので手出しは危険。こういう時は、「国内外の経済環境に左右されにくい会社で、かつ株価が割安なところをしっかり選んで投資するのが王道。住友ゴム工業など私が選んだのはそんな厳選5銘柄です」(TIW代表の藤根靖晃氏)。

ぶれない、動じない、なにより強い。先行き不透明時代は、「知る人ぞ知るナンバーワン企業」にこそ投資妙味が出てくる。

「ガーデニングのトップメーカーのタカショー、葬儀・仏壇・お墓のポータルサイトを運営する鎌倉新書など、ニッチな分野でもトップシェアの会社は株価が底堅い」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)

「日精エー・エス・ビー機械はペットボトル生成機で世界シェア約20%。新明和工業はダンプカーなどの特装車で国内首位。証券会社のアナリストもウォッチしていないような地味なトップ企業はあるので、地道に探せば宝を掘り当てられる可能性がある」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)

最後に—。

大きなリスクはとりたくないけれど、銀行預金よりは高い利回りで運用したいという「欲張り投資家」にも、おススメを紹介しよう。

上の表は、スプリングキャピタル代表の井上哲男氏が独自指標に基づいてスクリーニングした「高配当&安定の厳選銘柄」である。銀行預金が0・001%の時代に、その3000倍、4000倍の利回りが期待できる銘柄がズラリ並ぶ。

「直近の今期予想配当金による3月7日段階での配当利回りが3・5%以上であること、前期まで5期以上継続して配当しており、今期減配見込みでないこと、さらにPER、PBRなどの指標が割高水準ではないなどの条件を加味して厳選しました。表の21銘柄は、さらに増収増益見込みという条件もクリアしている。成長株でありながら、下落相場でも大きく値崩れしにくい。たとえ下落しても、復調は早い。マイナス金利下でも、安定して長期的に高配当を得られる可能性が高い銘柄というわけです」

いま下がっている株でこそ、儲けられる。投資のプロたちが厳選した銘柄(2ページからの表)の中から、きっと「お宝」を見つけられるはずだ。

「週刊現代」2016年3月26日・4月2日合併号より