証券会社の社員が「知っているけど客には教えない」投資術
~3月に仕込んで4月に爆儲け、が常識だそうです

週刊現代 プロフィール

新型インバウンド銘柄が出る

政策関連銘柄の意外なところでは、安倍総理が異例の「値下げ指令」を出した通信業界の展開が興味深い。

「当初は値下げによる収益悪化懸念で通信株は売られたが、ここへきて『値下げ議論』は骨抜きにされる可能性が出てきた。さらに、総務省が『ゼロ円携帯』の提供を禁止するよう指導したことで、図らずも携帯会社には収益増の追い風になった。増収増益を続けるKDDIのさらなる拡大期待は大きい」(楽天・証券経済研究所チーフ・ストラテジストの窪田真之氏)

冴えない相場の中でも爆騰期待があるテーマ株も見逃せない。今年の注目テーマは、自動運転、フィンテック(金融テクノロジー)、ビットコインなど……。

「トレイダーズHDはフィンテック関連企業と合弁したり、バイオマス発電システムの会社を子会社化するなど新産業に強み大。マネーパートナーズグループはビットコイン関連の大化け期待の筆頭格」(黒岩アセットマネジメント代表の黒岩泰氏)

「ソフトウェア検証のベリサーブは自動運転や新電力向けのソフトなども手掛けるので、需要豊富。医薬ベンチャーのペプチドリームは大手製薬会社との提携が進む度に株価が反映される可能性が高い」(テクニカルアナリストの向後はるみ氏)

続けて海外に目を転じれば、米中の二大強国が足元から崩れるリスクが現実味を帯びてくる。

「中国人の爆買いはすでに高額品から日用品や化粧品に移っており、この流れは加速する。花王やポーラ・オルビスHDはその変化の波をチャンスに変えられる」(岡三証券日本株式戦略グループの小川佳紀ストラテジスト)