電通マン「鬼の気くばり36」を厳選公開!~真の営業は、安物のボールペンを2つ持つことからはじまる

ホイチョイ・プロダクションズ

人事情報はどこよりも早く掴む。

人事情報はスピードが命。得意先のキーマンが昇進したとき、誰よりも早く祝辞と祝いの品を贈れば好意を持ってもらえるし、人事情報をどこよりも早く入手して宣伝担当者に伝えれば、相手は「そこまでうちの会社の事情に詳しいなら、仕事を任せてみようか」という気になるかもしれない。

さらにはライバル社に対しても、「あの会社は得意先にそこまで深く食い込んでいるのか」という無言の圧力にもなる。そのために、広告マンは、仕事とは直接関係ない、得意先の受付や総務、人事の女のコとも、合コンを重ねている(ま、別の目的の合コンも多いですけどね)。

会議室は最後に出る。建物は最初に出る。

社内に得意先を招いての会議が終わったら、営業は真っ先に、出入り口の前に駆けつけて扉を開き、得意先や上司を送り出した後、室内に忘れ物がないか、ひと通りチェックして、誰よりも後に部屋を出なければならない。一方、建物から外に出るときは、誰よりも先に玄関から飛び出し、得意先のためにタクシーを拾わなければならない。

昔、ある新入社員が先輩に「会議室を最後に出た上に、建物を最初に出るのは無理です」と言ったら、「ワープしろ」と言われたそうだ。だったら「ワープ」の練習をするのが、正しい営業である。