総理はバンカーがお嫌い?
超名門ゴルフ場に流れる「ある噂」

週刊現代 プロフィール

「メンタルが安定しないのか、安倍さんのゴルフはいいときと悪いときのギャップが激しいですね。調子がいいと80台半ばのスコアで上がってくることもありますが、少しでもかみ合わないと集中力が切れてしまい、100をオーバーすることもザラにあります」(自民党閣僚経験者)

その傾向は、気を許せる間柄の人たちとプレーするときに顕著になるという。

「特に、夫婦で一緒にラウンドしているときなどで自分のスコアが振るわないと気が散って、昭恵夫人のスイングに対してケチをつけ始めるんです。グリップやアドレスについて事細かに注意していくうちに、夫婦の間に剣呑な空気が流れ出すとか。

ああでもない、こうでもないと言われ続ける昭恵夫人も、だんだんと腹が立ってくるでしょうし、夫人のイラ立ちに誘発されて安倍さんもますます不機嫌になっていく。そういう時ほど、プレーに集中できずスコアも悪くなっていく悪循環になるようです」(前出・閣僚経験者)

この3年で12回ラウンド

'12年の12月26日に首相の座に返り咲いて以来、3年あまりの間に首相がゴルフへ行った回数は、実に41回。そのうち12回が、スリーハンドレッドクラブでのラウンドだ。

今の時代に、公式ホームページも持っていない。スリーハンドレッドクラブが超名門と呼ばれる要因は、神奈川県茅ヶ崎市という都心から容易にアクセスできる立地以上に、その閉鎖性の高さにある。

「このクラブは東急電鉄の中興の祖である2代目の五島昇氏が発案して造られたゴルフ場。戦後、復員したばかりの中曽根康弘元首相が中心となって開いた青年懇話会という勉強会に五島氏も参加しており、会のサロンとしてクラブを設立したのです。五島氏は中曽根氏の首相就任後も、ブレーンとして政権を裏から支えました。中曽根氏は取締役会長として、クラブの経営に参画しています」(ゴルフジャーナリスト)

'62(昭和37)年の設立当時から、入会条件は非常に厳しく設定されている。政治家であれば首相か外相の経験者、財界人は一部上場企業の者で、さらに50歳以上という年齢制限まで設けていた。会員数は、現在もクラブの名称どおり300人程度と制限されている。まさに日本の政財界のトップ300のみ、入会が許されるクラブなのだ。

「五島氏は、クラブの経営が悪化しないように十数億円ものプール金をクラブに投下し、利息収入でゴルフ場の運営がまかなえるようにした。だからこそ少人数の会員で経営ができるんです。 

現在、入会の順番待ちは100人以上いると聞いています。会員権の相場は7000万〜8000万円と高額ですが、カネをもっと払ってもいいから買いたいという希望者は後を絶たない。確かに、創立者の五島昇の理念がいまだに息づいていて、入会するだけでも最高レベルのステータスになる。経済団体の幹部クラスが軒並みメンバーに名を連ねていますし、政府の諮問機関のメンバーとなっている人間も多く、クラブ内で諮問会議が開けるとも言われています。

ビジターの一回当たりのプレーフィは5万円超。日本で最も高額なゴルフ場ではないでしょうか」(前出とは別のメンバー)

もちろん、メンバーが同行しなければ、ビジターのみでのプレーはできない。名門と呼ばれる他の多くのゴルフ場が資金不足に喘ぎ、平日会員制度やメンバーの紹介によるビジターのみのラウンドを解禁する中、かたくなに名門としての矜持を守り続けている。