名門ヤンキース、復活なるか?
田中ら先発陣ほか、カギを握る4つの見どころ

スポーツコミュニケーションズ, 杉浦大介

“テーブルセッター”たちは仕事を果たせるか

センスの良いエルスベリーはケガの多さが玉にきずだ Photo By Gemini Keez

前述した中軸の強打者たちのパワーを活かすべく、1、2番打者の貢献が重要であることも言うまでもない。

昨季のジャコビー・エルスベリーは序盤戦はオールスターレベルの成績ながら、5月下旬に膝を痛め、球宴以降は打率.220と不振。7年1億5300万ドルという巨額契約を受け取りながら、ワイルドカード戦でスタメン落ちという屈辱を味わった。

一方、ブレット・ガードナーは初のオールスター出場を果たすも、手首を痛めてこちらも後半戦は打率.206と絶不調。2人のスピードスターの故障、失速が、昨季球宴以降の極端な得点力不足につながったことは明白だろう。

エルスベリー、ガードナーはまだ32歳。あと数年は働けるだけの力は残しているはずだ。“テーブルセッター”たちが出塁、走塁という任務を遂行できるかどうかで、昨季同様、ヤンキースの攻撃力は大きく変わってくるはずである。

昨季成績  試合数 打率 本塁打 盗塁数 出塁率  OPS
ガードナー  151 .259  16  20  .343  .742
エルスベリー 111 .257  7   21  .318  .663
杉浦大介(すぎうら だいすけ)
東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、NFL、ボクシングを 中心に精力的に取材活動を行う。『スラッガー』『ダンクシュート』『アメリカンフットボールマガジン』『ボクシングマガジン』『日本経済新聞』など多数の 媒体に記事、コラムを寄稿している。著書に『MLBに挑んだ7人のサムライ』(サンクチュアリ出版)『日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価』(KKベストセラーズ)。

※杉浦大介オフィシャルサイト>>スポーツ見聞録 in NY