SMAP独立騒動から20日…そしてすべては「なかったこと」になる

週刊現代 プロフィール

メリー氏には、小説家でもあった夫・藤島泰輔氏との間に、一人娘のジュリー氏(49歳)がいる。

「亡くなった夫の藤島さんは、メリーさんの性格について『瞬間湯沸かし器のよう』と、その気性の激しさを表現していたそうです。メリーさんは、会ってみると人前でやたらと声を荒らげるような人ではありません。ただし、『自分を裏切ったり逆らったりした人間は、絶対に許さない』という迫力と怖さがある」(大手芸能事務所関係者)

たとえば'96年に、もとは6人組だったSMAPから森且行が脱退したが、メリー氏は激怒した。

「森などという人間は最初から存在しなかった」と自らそんな強烈なコメントを発表した。

「ジャニーズに背を向けた田原俊彦は何年間も干されて苦労しましたし、元KAT-TUNの赤西仁が黒木メイサと『デキ婚』した際にも激怒し、赤西はその後、テレビで見かけることはなくなりましたよね。メリーさんは、去る者は追ったりしません。でも、『消して』しまうんです」(スポーツ紙芸能担当記者)

これほどの相手にケンカを売るには、SMAP人気の立て役者とはいえ、飯島氏はやや力量不足だったのかもしれない。

「中居正広ら4人は、飯島氏への恩義もそうですが、彼女の芸能界における交渉能力やコネも期待して、独立しようと考えたはず。

また、飯島氏自身も、SMAPが、2020年のパラリンピック応援サポーターとなる契約をしているので、解散は絶対にない、むしろ5人ですんなりと独立できると考えていた可能性があります。でも現実はそう甘くなかった」(レコード会社関係者)

SMAPは嵐のおまけに

飯島氏は昨年来、独立後のSMAPがこれまで通りに活動できるよう、テレビ局などに水面下で接触をしかけていたという。だが、相手はジャニーズ事務所、その象徴たるメリー氏との衝突を怖れ、交渉は難航した。

結局はそうした事情を見透かしたキムタクが抱く不信感を拭い去れず、計画は頓挫する。これまでSMAP担当として業界で引く手数多だったことで、情勢を見誤ったのだと指摘されている。

ここまでの騒動を引き起こした以上、メリー氏が飯島氏を許すことは金輪際あり得ない。かつてメリー氏に向かって弓を引いた人間はすべて潰され、消されていったように、飯島氏も芸能界から追放される。

だが、超辣腕経営者・メリー氏の凄味は、それだけではない。

「飯島さんは事実上のクビですが、きちんと退職金も支払われるようです。今後、彼女が暴露本などを書かないようにするための『保険』です。そしてSMAPは事実上、一度死んだようなものですが、グループとしては当面は存続させる。例の会見後、『SMAPがかわいそう』『ジャニーズ事務所はブラック企業』などの悪評が広まったのを見て、メリーさんは即座に、表面的には『4人を許す』という姿勢を見せたりしています。

しかし飯島さんの介入がなくなった今、SMAPは娘のジュリーさんが担当する『嵐』のおまけ、というような扱いに格下げされるでしょう。もちろん解散はないでしょうが、中居らは、ジャニーズにとっても史上最大のイベントになりそうな2020年の東京五輪、パラリンピックまでは、生かさず殺さずの生殺しにされ続けるのではないでしょうか」(民放キー局幹部)

まさに生き地獄。中途半端な反乱の代償は、あまりに大きかった。