箱根駅伝「青学完全連覇」を語ろう!
史上最強の秘密は常識外の「組織作り」にあった

原晋×中野ジェームズ修一×二宮清純×弘兼憲史
週刊現代 プロフィール

二宮 釈迦に説法でしょうけど、箱根駅伝は金栗四三が、日本人が五輪のマラソンで勝つためにはどうすればいいかと考えて始めた。しかし、現状、その目的に結びついていないという声も根強い。

弘兼 日本人がアフリカの選手に勝つ日って来るんでしょうか。

二宮 ラグビーでは、日本が南アフリカに勝てるわけがないだろう、何を寝言言ってんだと言われながら、エディー・ジョーンズはやったわけです。

 エディー氏は日本のラグビー界そのものを変えてしまいましたね。

二宮 長距離界も一回ちゃんと見直したら、勝てる日が来るんじゃないかと思ってしまう。箱根で結果を出した原監督と中野さんには、次のステージに挑戦してほしい。東京五輪・パラリンピックは4年後ですから。

 公開種目で箱根駅伝があればいいんですけどね(笑)。これからも批判を恐れず陸上界のための「出る杭」になりますよ。

はら・すすむ/'67年生まれ。青山学院大学陸上競技部監督。中国電力を経て、'04年から現職。'15年箱根駅伝で初優勝。著書に『魔法をかける』(講談社)など
なかの・じぇーむず・しゅういち/'71年生まれ。フィジカルトレーナーとして青学を指導する。原との共著に体幹トレーニングを図解した『青トレ』(徳間書店)がある
にのみや・せいじゅん/'60年生まれ。スポーツジャーナリスト。著書に『スポーツ名勝負物語』『プロ野球の一流たち』などがある
ひろかね・けんし/'47年生まれ。漫画家。代表作は『島耕作』シリーズほか。中学時代からの駅伝ファンとして、箱根を観戦し続ける。陸上界への提言も多い

「週刊現代」2016年1月31日号より