総合格闘技人気は必ず復活する!『RIZIN』で時計の針が動き始めた

スポーツコミュニケーションズ, 近藤隆夫

録画放送で興味半減

さて、この『RIZIN』はフジテレビで全国放映されたわけだが、その視聴率が1月2日に発表された。大晦日の視聴率は以下の通り。
 
▼第1部(19:00~20:45)5.0%
▼第2部(20:45~22:30)7.3%
▼第3部(22:30~22:45)3.7%
<ビデオリサーチ調べ>
 
この数字がどう評価されるのかはともかく、私は本来なら、もう少し上がっていたのではないかと思う。フジテレビは『RIZIN』を生中継せずに、数時間遅れでオンエアしていた。そのため、お茶の間のファンはインターネットを通じて放送前に試合結果を知ることとなった。これでは興味が半減する。

結果を知っている試合を見るくらいなら、生で中継される「魔裟斗vs.山本“KID”徳郁」を……とチャンネルをTBSに切り替えたファンも多かったのではないか。スポーツはライブであってこそ面白い。この辺りは今後、フジテレビに考慮してもらいたい。
 
それでも、文頭にも記した通り、『RIZIN』の大会自体は、十分に満足のいくものだった。

会場には、連日1万人を超える観客が詰めかけ、PRIDE時代にあった“熱”も生じていた。「総合格闘技人気再燃の予感あり」だ。

次回の『RIZIN』は4月17日に日本ガイシホール(名古屋)で開催されることが、すでに発表されている。大会タイトルは、『RIZIN1』。好カードが揃うことを期待――。

近藤隆夫(こんどう・たかお)
1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『キミはもっと速く走れる!』『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『キミも速く走れる!―ヒミツの特訓』(いずれも汐文社)ほか多数。最新刊は『忘れ難きボクシング名勝負100 昭和編』(日刊スポーツグラフ)。
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