あの人はいま【スポーツ編】起業家になったクロマティ、フジ社員・里谷多英、釣りを楽しむガリクソン…

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金メダルを失くして、妻を得た

かつての日本の「お家芸」といえばバレーボールだ。銀メダルだったミュンヘン五輪('72年)、金メダルのモントリオール五輪('76年)に出場した、「新東洋の魔女」のエースアタッカー、白井貴子氏(現姓=高木・63歳)は、180㎝の長身から強烈なスパイクを放っていた。知人が言う。

「最近まで、杉並区の準公務員としてバレーボールやほかのスポーツを通じて小中学生の体育教育に取り組んでいた。顔が広く、バドミントンの元世界女王、湯木博恵さんなどを呼んでいました」

ソウル五輪の金メダル〔PHOTO〕gettyImages

もう一つのお家芸、レスリングの選手はどうか。小林孝至氏(52歳)は、ソウル五輪('88年)で取った金メダルを紛失して有名に。ご本人が言う。

「上野駅の公衆電話にメダルを入れたセカンドバッグを置き忘れたんです。1時間後に歩道で発見されてホッとしました」

引退後は会社員として勤めた。現在は埼玉で整骨院を経営し、自分で治療をすることもある。

「金メダル紛失でテレビに取り上げられ、それを見ていた女性と偶然にも結婚することになった。金を失くして妻を得る。人生、何が起こるか分からない(笑)」(小林氏)

金メダルはキチンと保管しているという。

あのプロ野球選手たちの引退後は?

「昭和最後の完全試合投手」として名を馳せた元阪急ブレーブスの今井雄太郎(66歳)。

今井氏は'13年に先立たれた妻の実家がある佐賀で、実の娘と共に食堂を切り盛りしている。

「いつワシが野球をやめても食っていけるよう、家内はスナックや串カツ屋をやっていた。この食堂もそんな家内が残した大切な店なんだわ」

客商売である以上、当然頭を下げることも。現役時代同様、無骨ながらも必死な今井氏の姿がそこにはあった。

巨人ファンに最も愛された助っ人スラッガー、ウォーレン・クロマティ(62歳)は、多彩な方面で活躍中だ。

「今は起業家なんだ。モントリオールでの球団誘致が主な仕事かな。将来的には'20年の東京オリンピックで、日本の野球チームをサポートしたい」

こうクロマティは話している。