ヤクザと芸能界、全部バラすぞ!なべおさみが見た昭和の大スターたち

独占スクープ!その実像とは…
週刊現代 プロフィール

もちろん健さんたち往年のスターを、いまのテレビ番組に出て騒ぐ、私生活をすべてさらすのが仕事だと勘違いしている薄っぺらいテレビタレントと一緒にしちゃいけません。

いまも萩本欽一や鳥羽一郎は家族との私生活を一度だって見せてないでしょう。「ハレの世界」を飾ることにもっともこだわった芸能人が健さんだったと、私は確信しています。

美空ひばりの矜持

健さんほどではないにせよ、往年のスターたちはそれぞれに筋を貫いて、「ケの世界」を見せませんでした。

これはマネできないな、と思った筋の貫き方もあります。それが三國連太郎さんです。

 

「なべちゃん、役者なんてのは明日どうなるか分からないだろ。もしも女を好きになったら、昨日まで好きだった女を捨てることだってあるよな」

私には「はい」と言うほかありません。

「でも、それじゃ無責任だろ。だから、オレは全財産を前の女にあげて、新しい女とゼロからやり直すんだよ。だから毎回貧乏なんだ」

と三國さんは笑っていました。

美空ひばりさんも芸能人らしく筋を通した人でした。

1973年にひばりさんの弟が暴力団員だったことが分かり、全国の公会堂や市民ホールの使用を禁止されてしまいました。そして紅白歌合戦を数年辞退することになります。