「炭水化物抜き」は失敗する!

最も健康的で確実なダイエット方法は何か
中沢 彰吾

食事の回数は一日一回で良いというダイエット本もあります。

しかし、これも大問題であることがわかりました。

1990年代に発見された時間遺伝子に関する研究から、時間栄養学という新しい学問が生まれました。食事のタイミングは肥満を考える上でも、脳のはたらきにも大きな影響があるというのが現代の定説になっています〉(本書107ページより抜粋)

本書を企画して三大栄養素の相関関係や、その摂取の仕方を知った後は、自分が食べるものに含まれる三大栄養素の量を事前に概算で知って、計画的にダイエットできるようになりました。今ではリバウンドもなく体重60キロ前後をキープしています。

ちなみに本書では、「最高のダイエットサプリ」と目されているフォルスコリンという物質を紹介しています。なぜそうなのかは本書で解説されているので省きますが、今最も注目されている一方、ここで忘れてはいけないことがあります。

それは、「すべてのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。あらゆるものを無毒するとするのは、その服用量によってのみもたらされる」という、パラケルスス(16世紀の医師・錬金術師)の言葉です。

フォルスコリンに限らず、さまざまなものの作用メカニズムを理解しつつ、適量の摂取が肝要なのです。

中沢彰吾(なかざわ・しょうご) 1956年生まれ。ノンフィクションライター。東京大学卒業後、1980年毎日放送(MBS)に入社し、アナウンサー、記者として勤務。2006年、身内の介護のために退社した後は、著述業に転身。近著に『中高年ブラック派遣』(講談社現代新書)など。最新刊『食をめぐるほんとうの話』は、東京農業大学教授の阿部尚樹氏・上原万里子氏との共著。