経済記者60人がホンネで選ぶ
「すごい会社」と「ヤバい会社」

記事には書けない「企業版ミシュラン」
週刊現代 プロフィール

間近で社員に接すると、「働いてみたい」と思わずにはいられないのが日本郵船日本生命

「日本郵船は本体の社員数が多くなく、一人一人の社員が自分の意思を持って仕事に臨んでいる。取材の際、会社が作る計画数字だけでなく、自分にとってのこだわりの数字を出してきたり、自分の失敗を認めることに躊躇しない人が多いのも印象的。個性的でこだわりがあるタイプが多い。こういう社風で働けたら楽しそう」(経済誌、40代)

「日本生命は社員に優しい。新しい大阪本店東館ビルでは、同館で働く約9割が女性のため、食堂で薬膳メニューを用意するなど働きやすさへの工夫がちりばめられている。男性社員の育児休暇取得率が100%を達成するなど、ライフスタイルを提案する保険会社の理念を体現している懐の深さに憧れる」(全国紙、40代)

知名度は低いが、知る人ぞ知る実力企業も名前が挙がっている。ZMP小野薬品工業キリン堂HD——。ご存じだろうか。

「ZMPは自動車の自動運転技術で米グーグルやトヨタより先を行くベンチャー企業。創業者の谷口恒社長はちゃらちゃらしたIT系ではなく、根っからのエンジニアで、ソニーなどの大企業が一緒に仕事をしたいと次々に働きかけてくる超人気者。本社は東京・小石川で、『下町の工場』が最先端技術で世界と闘っている姿に大きな未来を感じる」(経済誌、30代)

「小野薬品工業は画期的ながん治療薬である免疫療法薬『オプジーボ』の開発に成功し、昨年から販売を開始。いまは1500億円弱の売上高だが、今後は『オプジーボ』の売り上げでピーク時1兆円に届くといわれる。大手製薬が新薬づくりに苦戦する中、『がんの完治に一歩近づいた』と、世界中が熱視線を注いでいる」(全国紙、40代)

「キリン堂HDは関西地盤の中堅ドラッグストアだが、'14年に日本のドラッグストアで初めて中国のアリババグループの通販サイトに出店するなど、進取の取り組みに長けている。通販サイトでは社会問題となっている『転売目的の買い占め』をできなくするため、商品ごとに購入数を制限した。『売らんかな』ではない、社会性を追求した新たな市場づくりを目指す姿に好感が持てる」(通信社、30代)