視聴率戦争に異変アリ!
TBS復活、そしてフジはテレ東にも抜かれた

週刊現代 プロフィール

この件について菊野氏はこう語る。

「確かに金曜日が強いのは自負していますが、ただ、他の曜日になると、いつどんな番組をやっているのか、まだまだ認知が足りていない。そこでTBSとしてはタイムテーブルを視聴者に意識してもらうことを目標にしています。

そのために番組スポットでは、土曜日の夜7時からは『炎の体育会TV』、8時からは『ジョブチューン』といった『縦軸』を意識した宣伝をこの秋から始めました。レギュラー番組がいつ放送されているのか、視聴者にとって当たり前の情報に答えていくために、もっともっと努力する必要性を感じています」

恵俊彰、八代英輝弁護士が司会を務める、昼の情報帯番組『ひるおび!』が好調なのも、TBSの強みだ。元日本テレビ解説委員で法政大教授の水島宏明氏が語る。

「学生の間でも『この番組は勉強になる』と好評です。ボードを使ったニュース解説やコメンテーターの言葉が丁寧で分かりやすい。各局の朝のワイドショーには丁寧なニュース解説がないので、こういう番組は視聴者のニーズに適しています」

元テレビ朝日報道局員で『放送レポート』編集長の岩崎貞明氏も続ける。

「ワイドショーではなく情報番組で行くという戦略を定めたあと、定着するまで上層部が我慢してやったことが大きいと思います。逆にフジは31年半続いた『笑っていいとも!』を終了させたのはいいが、後続番組の戦略が不明確でした。それが『バイキング』の低迷を招いてしまった」

真摯に仕事と向き合う

昇り調子のTBSに対して、凋落の一途を辿っているのがフジテレビだ。そんなフジテレビの不調が、視聴率戦争に前代未聞の異変を招いた。

11月23~29日のゴールデンの週間視聴率が、フジが7・6%だったのに対し、テレビ東京は8・0%。なんとテレ東にまで抜かれ、民放5位に転落してしまったのだ。

「よく『振り向けばテレ東』なんて言われていましたが、ついに抜かれてしまったことで、社内の雰囲気は最悪です。『亀山(千広)社長はもう無理』との声も囁かれています」(全国紙の放送担当記者)