次世代の起業家はわれわれの支援を必要としている

イギリスのシリコン・ラウンドアバウト 〔PHOTO〕gettyimages

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史上もっとも才能あふれる起業家たちが、いま飛躍の時を待っています。世界で起きている大問題を解決し、現状を打ち破って力強いビジネスを築いていく起業家が、その達成を夢見て、いま満を持しているということに疑う余地はありません。

しかし、彼らの才能を開花させるためには、友人や家族や経験のある起業家たちだけではなく、政府からの支援や指導も必要です。

わたしがこの件についてヴァージンドットコムのブログに書いたところ、読者の一人であるピーター・ウッドランドがこうコメントしてきました。

「失敗した場合のセーフティネットがないので、たくさんの才能にあふれる人々が飛び立てずにいます。ささいなものであっても失うことを怖れ、マンネリの人生を続けている天才としか言いようのない人たちを知っています」。

この意見は的を射ています。本当に多くの才能ある若者が、現在の支援態勢は充分ではないと感じて起業を断念しています。将来有望な起業家が、この種類のジレンマに陥っているという事実は本当に残念です。

私は、たくさんの時間を割いて旅をし、世界中のイベントに出席して若い起業家と話し合ってきました。頻繁に、ヴァージンのようなブランドを起ち上げるには、どうすればよいのか、という話題になります。私たちは組織の形や様々な分野に事業展開する力においては独特ですが、ヴァージンに次ぐ世界的ブランドの創業者がこの聴衆の中からきっと出てくるはずだと信じています。

私は、人々の暮らしに良い変化をもたらす、輝くアイデアの持ち主に対しては、自分の時間をその実現のために真剣に集中させたほうがいいと励ましています。

しかし、それがうまくいかなければ、借金や窮乏のうちに何年も過ごさなければならないリスクがあるので、思いきって第一歩を踏み出せないという理由も当然です。

政府からの支援は、まさにこの時にこそ不可欠なのです。活気あふれる起業家たちのコミュニティが経済に与えるインパクトの価値を金額に換算することはできません。新事業が起ち上がれば雇用が生まれ、地元は活性化します。これはシリコン・バレーやロンドンのシリコン・ラウンドアバウトのようなビジネスハブを見れば明らかです。

しかしもっと小規模な例で言えば、イギリスのバーミンガムやマンチェスター、リーズでも同じことが起こっていて、その刺激的な環境によって、素晴らしい新会社や新開発、店舗、レストランが生み出されています。

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