「自己肯定感」は恋人からこそ得られる!~あなたに「彼女ができる魔法」を教えましょう

二村ヒトシ×川崎貴子@渋谷(第2回)
二村 ヒトシ, 川崎 貴子 プロフィール

川崎 ちょっと、隣に座りますね。背を伸ばして、胸を開いてください。そして、ここ(おへその下指さす)丹田っていうんだけど、ここを意識して力を入れてみて。

営業A こうですか。

川崎 それでちょっと二村さんと話してみて。

二村 本はどういう本を読むの?

営業A 村上春樹は読みます。あと、東野圭吾とか大沢在昌とか……。

二村 わ、ぜんぜん印象が違う! さっきの違和感がなくなった!(笑)

川崎 さっきまでAさん、体を小さくして、前傾姿勢で、見上げるようにこちらを見ていたでしょう? それって、必要以上にあなたを卑屈に、自信なさげに見せてしまうんです。ポイントは肩・胸を開いて、丹田を意識すること。そうすると、多少腰が丸まっていても、堂々として見えます。

営業A え……これだけでいいんですか?

二村 いやいや、話している言葉の感じがぜんぜん違うよ。意識してなかったけど、姿勢って人の印象をだいぶ変えるんだな。

川崎 ほらほら、気を抜くとまた縮こまってしまっていますよ。Aさんは、いつもきっと、自分を守ろう守ろうとしてる。それがこの姿勢なんですよね。

営業A そ、そうかもしれません……。

川崎 女はね、「一生懸命自分自身を守ってる男」に惚れませんよ。ちゃんと相手と体を開いて向き合う。これだけで、関係性も変わってきます。あとね、ちょっと人の目をじっと見過ぎかな。

営業A えっ! 僕、そうなんですか。

川崎 「人の目を見て話を聞きなさい。」って子供の頃言われるけど、相手の目をじーっと見続けるって、実は信用してないというメッセージになってしまうんです。だから、相手の目だけじゃなく、口元を見たり、鼻を見たりして、少しだけ視線をそらしましょう。

あと、相槌ももっとバリエーション豊かに。Aさん、話に真剣になると、頷くだけになりますよね。そうすると、逆になにも聞いてないみたいに見えちゃうんです。こんな感じで。(やってみせる)

営業A うわ、僕、たまに社内の人に「ちゃんと聞いてるのか?」って言われることがあって……。その様子だと、たしかに話を聞いてないように見えますね。なんかいろいろ直すところがあるな(笑)。

二村 そうそう、その笑顔。変な言い方だけど、すごく人間らしくなってきましたよ(笑)。Aさんの魅力が、素直に出てる。そんなふうにしていたら、どういう人かわかりやすいし、女性も話しかけやすいんじゃないかな。

川崎 Aさん、大きな問題があるわけじゃないんです。だから、姿勢に気をつけるだけでも印象は大きく変わりますよ。あんまり自分はダメだダメだと思わずに、こんな自分もいいんだと思って、堂々としてくださいね。自信があるから堂々としてるんじゃなくて、堂々としているから自信が出てくるんです。そうやって、まずはご自身で、自分を認めてあげてください。

営業A 自分でも気づいてなかった自分のことをいろいろ教えていただけました。相談しにきてよかったです。彼女、できるようにがんばります……!

(了)

二村ヒトシ(にむら・ひとし)
1964年、六本木生まれ。慶應義塾大学文学部中退。アダルトビデオ監督。女性側の欲望・男性の性感・同性愛や異性装をテーマに「痴女」「レズ」「男の娘」などのジャンルで革新的な作品を発売。2つのAVレーベルを主宰するほか、ソフト・オン・デマンドの若手監督エロ教育顧問も務める。著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、共著に『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)、対談集『淑女のはらわた』(洋泉社)。
川崎貴子(かわさき・たかこ)
1997年に人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。経営者歴18年。これまでに相談にのってきた女性は1万人以上という、女性マネジメントのプロ。女性誌での連載、執筆多数。著書に『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)。プライベートではベンチャー経営者と結婚するも離婚。8歳年下のダンサーと2008年に再婚。2人の娘を持つワーキングマザーでもある。近著にブログ「酒と泪と女と女」を書籍化した『愛は技術』(ベストセラーズ)。新刊『私たちがを仕事やめてはいけない57の理由』(大和書房)が発売中!