ジャーナリスト・安田浩一さんの「わが人生最高の10冊」

「ひとを知る仕事がしたい」と思わせてくれた本
週刊現代 プロフィール

安田浩一が選ぶ人生ベスト10(第4位~10位)

第4位:『ソウルの練習問題
関川夏央著 集英社文庫 入手は古書のみ
「'80年代、独裁政権下のソウルを歩き、人々の息遣いを伝えた。新鮮かつ衝撃的でした」

第5位:『凩の時
大江志乃夫著 ちくま学芸文庫 入手は古書のみ
「戦前はアナキスト、戦後は『防共挺身隊』創設に関わった福田素顕の素顔に迫っている」

第6位:『スパイM
小林峻一・鈴木隆一著 文春文庫 入手は古書のみ
「戦前、共産党の中枢にいた謎の男に迫った。史実はミステリー小説以上に面白い」

第7位:『砦に拠る
松下竜一著 ちくま文庫 入手は古書のみ
「戦後、ダム建設に反対し『蜂ノ巣城』を築いて抗った男の強烈な個性を描く評伝です」

第8位:『業界紙諸君!
佐野眞一著 ちくま文庫 入手は古書のみ
金融、国防、葬儀からコンニャクまで、個性豊かな業界紙業界の人々に迫る異色ルポ

第9位:『コレアン・ドライバーは、パリで眠らない
洪世和著 米津篤八訳 みすず書房 入手は古書のみ
「学生運動を率いた後、亡命。パリ唯一の韓国人タクシー運転手となった希有な男の体験記」

第10位:『破滅 梅川昭美の三十年
毎日新聞社会部編 幻冬舎アウトロー文庫 495円
「なんら弁護の余地のない男の人生を追いかける。壮絶な犯罪ノンフィクションです」

『週刊現代』2015年11月7日号より