浅田真央が帰ってきた!父の逮捕も乗り越えて、トリプルアクセル跳んだ

フィギュアスケート、エースの苦悩
週刊現代 プロフィール
会見では「以前よりいい質でジャンプが跳べている」と力強く語った〔PHOTO〕gettyimages

復帰初戦としては十分な内容だった。とはいえ、ここに至るまでには苦難もあった。今年の5月に復帰を宣言するも、その矢先、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう。

父親の浅田敏治氏(56歳)が交際相手への暴行容疑で逮捕されていたことが発覚したのだ。20代の頃は大阪のホストクラブでナンバーワンだったという敏治氏は、30歳前に独立して複数の飲食店やホストクラブを経営していた。その時に出会ったのが、母親の匡子さんだった。やがて二人は結婚、浅田姉妹が生まれた。

その後、浅田は世界一のフィギュアスケーターとして順調に階段を登っていく。ところが'11年にまだ48歳だった匡子さんが、肝硬変のため急逝。浅田はグランプリファイナルを欠場し、帰国するも母の死に際には間に合わなかった。

悲しみをこらえながら浅田は、全日本選手権に出場し、涙の優勝を果たす。その姿に日本中が感動した。母の死以来、浅田は父と姉の3人で生活を共にしてきた。それだけに、父の逮捕が浅田に与える精神的ダメージは想像に難くない。

父と決別はしない

本誌は現在の状況を確かめるため名古屋にある浅田の実家を訪れた。結局父親に会うことはできなかったが、近所の住人によると、現在もこの実家で暮らしているという。

「お父さんはゴルフが趣味みたいで、自宅の駐車場でクラブを振っているのをたまに見かけます。事件後も真央ちゃんは、度々家に帰って来ているので、家族の関係が完全に壊れてしまったわけではないと思います」(近所の住人)

さらに浅田の父を知る飲食店関係者はこう語る。

「(傷害)事件のことは誰も話さないし、実は、こっちではほとんど報道もされてないんです。お父さんは現在無職で、表向きは姉妹のマネジメントをしていることになっているが、実際は何をしているのか分かりません。まあ働かなくても十分食べていけますからね。

ただお母さんが亡くなって、別の女性とお付き合いしていて、さらに暴力まで振るっていたんだから、真央ちゃんとしては複雑な心境だったと思いますよ」

フィギュアはおカネがかかるスポーツだ。衣装代、遠征費、コーチ料、リンク使用料……。浅田家の家計も一時は火の車だったという。そんな苦しい時期を知っているからこそ、浅田も父と決別することはできなかったのかもしれない。

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