作家・福井晴敏さんの「わが人生最高の10冊」

核融合のように、今の私を作った本
週刊現代 プロフィール

福井晴敏さんが選ぶベスト10(第4位~10位まで)

【第4位】
地を這う虫
高村薫著 文春文庫 476円
警察を辞め倉庫の守衛や政治家の運転手となった男たちの暮らしに焦点をあてた短編集

【第5位】
いま、そこにある危機』(上・下)
トム・クランシー著、井坂清訳 文春文庫
(入手は古書のみ)
米国が総力をあげて戦う、コロンビア麻薬カルテルとのテロ戦争を迫真の筆致で描く

【第6位】
パタリロ!』(1~94)
魔夜峰央著 白泉社 第1巻400円ほか
スパイものからSF、オカルトまでを取り込んだ「破壊的美少年」が主役のギャグ漫画

【第7位】
アドルフに告ぐ』(全3巻)
手塚治虫著
手塚治虫文庫全集 第1巻850円ほか
ナチスの興亡。ドイツ・日本を舞台に国際スケールで描く3人の「アドルフ」の物語

【第8位】
火の鳥(2)』未来編
手塚治虫著 手塚治虫文庫全集 770円
「人類絶滅後も、地球に生命が誕生するまでをたった一人で見続ける。怖い話です」

【第9位】
百億の昼と千億の夜
光瀬龍・萩尾望都著 秋田文庫 705円
「死とは人間とは何かをロングスパンで描く。読了後に陳腐な自分がゴミに思えた」

【第10位】
閃光のハサウェイ 機動戦士ガンダム』(全3巻)
富野由悠季著 角川文庫 上600円ほか
抑圧された宇宙植民地の側に立ち、テロを繰り返す青年ハサウェイの物語を紡ぎだす

『週刊現代』2015年10月30日号より