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被害者続出、だまされた!「生命保険」「医療保険」「がん保険」いざというとき出なかった

今すぐチェック!〈出ないパターン〉がこんなにある
週刊現代 プロフィール

満額出ない「がん」もある

◆がん保険

がん保険は、医療保険の一種で、がんに特化した商品。それだけに、がんという病に独特な注意点がある。

〈契約後90日以内にがんと診断されても出ない〉

ファイナンシャル・プランナーの横川由理氏は、こう注意する。

「契約から3ヵ月、つまり90日間は『免責期間』と呼ばれ、この間にがんと診断されても保険は無効になります。3ヵ月分の保険料は戻ってきます。

がん保険には診断給付金があって、がんと診断されたら、その時点で保険会社は100万円などまとまった保険金を支払います。加入後、短い期間でこれを払ってしまったら、保険料で回収することは難しい。それで、このような規定があるのですが、まだまだ知られていませんね」

〈上皮内新生物だと満額出ない〉

保険に関係する分類では、がんは大きく2種類に分けられる。皮膚や内臓の壁である粘膜の中にがんが収まっている「上皮内新生物」と、上皮を突き破って浸潤が進んだ「悪性新生物」だ。前出の横川氏はこう話す。

「お医者さんはどちらも『がんです』と言いますが、たとえば、一番がん保険を売っているアフラックの商品では、悪性新生物のほうをがんとしていて、診断給付金は悪性新生物で100万円、上皮内新生物では10万円。これで驚く方は、多いです。入院給付金はどちらでも出ますけれどね。

首位のアフラックに対抗する形で、AIG富士生命やメットライフ生命は上皮内新生物でも悪性新生物の50%、オリックス生命はどちらも100万円などという商品も出しています」

 

〈再発時に「診断確定」されないと出ない〉

がんで怖いことのひとつに、再発がある。だが、ここでも保険金が出ないトラブルが。多くのがん保険では、がんだという「診断確定」が下りないと保険金は支払われない。「診断確定」とは、単に医師が「がんだ」と判断するだけでなく、細胞を取って確実にがんであるという検査結果が出た状態を指す。

再発時も保障すると謳った保険に加入していても、近隣の中規模病院などで診断を受けた場合、大病院で行うような検査が行われず、「がんの再発だ」と診断されることもある。すると、自分はがんだと分かっていても保険金が出ない状況になってしまう。