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被害者続出、だまされた!「生命保険」「医療保険」「がん保険」いざというとき出なかった

今すぐチェック!〈出ないパターン〉がこんなにある
週刊現代 プロフィール

〈カテーテル手術/レーシック手術では出ない〉

「日進月歩の医療技術を保険がカバーしきれないことがあります。30年以上前の医療保険に入っていると、カテーテル手術は手術給付金が出ないことがある。当時は、カテーテル手術そのものがなかったからです。逆に、近眼を治すために行われるレーシック手術は、少し前の保険では手術給付金が出たけれども、新しい保険では出るものは少数です」(長尾氏)

命にかかわる深刻なものではないとして除外されてしまったのだ。

 

善意で作った商品ではない

〈ごく簡単な手術では出ない〉

「保険会社のHPを見ると、『お支払いできない具体的な事例』がちゃんと書いてある。たとえば、アフラックの場合、扁桃腺の手術や、骨折して埋め込んだプレートを除去する手術、手足の指の手術、外傷を縫い合わせるだけの手術などでは出ないとある。美容目的の手術でも出ません。文字通り不測の事態で経済的打撃が大きいかどうかがポイントなのです」(前出・後田氏)

〈持病の悪化では出ない〉

医療保険は通常、加入前から判明していた病気に対しては出ない。契約前からの持病の腰痛が悪化し入院したというような場合には出ないわけだ。

ただ、最近は中高年層をターゲットにした、「持病があっても入れる」ことを売りにした商品も登場している。だがもちろん、その分、保険料は高めに設定されていると考えたほうがいい。前出の生保社員はこう話す。

「持病があっても大丈夫というのも、善意だけで商品開発されたものではありません。保険商品の設計をするのは、保険数学を究めた理系の人たち。

彼らは、『持病のある人が他の病気にかかる確率は、持病のない人よりどれくらい高いか』、『持病の悪化で平均、何日入院するか』、『手術費はどれくらいか』といったデータを、純然たる数字としてとらえています。

それらを掛けあわせると、『持病のある人が手術・入院で支払う平均的なコスト』が分かる。つまりは、それが保険会社に見込まれる出費、リスクになります。

彼らはこれを、期待される保険料収入と比較する。そして、必ず会社が利益を出せるような保険料をはじき出します。会社にとってリスクが高い商品については、当然、利益が出るように保険料を高く設定することになります」

その上で、この社員はこう指摘した。

「『保険で得する方法は』などとよく言いますが、保険で、かけた以上のおカネが返ってくるかは、確率に支配された賭けの世界。胴元に勝てるカジノがないのと同じで、基本的には、保険会社の側に利益が出るようになっているんです」