ラグビーW杯戦士たちよ、ありがとう!「それぞれの旅立ち」、2019年にまた会おう

主将リーチ・マイケル、藤田慶和、堀江翔太、松島幸太郎……
週刊現代 プロフィール

その象徴的シーンが南アフリカ戦の3点を追って迎えた最後のプレー。敵陣ゴール前でペナルティを得た時、エディHCからの指示は「PGを狙え」。しかし、「逆転できる」と信じたリーチはスクラムを選択し、スポーツ史上最大の大金星につながった。

試合後、「お前の好きなようにやっていいぞ」とエディHCから言われ、その後はリーチの発言力が増した。

帰国後、東芝に戻ったリーチは来年1月、シーズンが終われば、南半球の強豪クラブ同士が戦うリーグ戦・スーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)でプレーする可能性が高い。

「W杯で3勝できたことは大きなステップ。このチームの主将ができて、誇りでした。個人的には、SRでプレーできるならしたい。僕にとっても、代表にとってもそれが一番いいことだと思います」

それでもひとつにまとまった

最終戦の米国戦。リーチのサポートを受けながら、モールでトライを奪ったのが代表最年少の藤田慶和(22歳)。W杯デビュー戦で初トライと強い星を感じさせた。

「すごくうれしかったけど、まだプレーで貢献できていない悔しさもある。先輩に支えてもらって、ここまで来られました」

帰国後、さっそく早大スポーツ科学部に戻った藤田は、田中らが所属するパナソニックへの就職を希望。海外挑戦に深い理解があるからだ。

「エディさんには合宿で『世界基準で考えられない選手はいらない』と言われ、辛い思いもした。でも、世界で勝つためのメンタルを教わった。今回、『歴史を変える』とリミットを取り払ってここまで来たので、'19年W杯はベスト4、それ以上を目指したい」

将来のエースと期待される藤田〔PHOTO〕gettyimages

藤田が希望するパナソニックの先輩・堀江翔太(29歳)はリーチと一緒に日本代表FWを牽引。米国戦では、松島幸太朗(22歳)の逆転トライに導くバックス並みのラストパスを見せた。