理系人必読!これがグローバル化時代の「英文メール術」だ

『世界で生きぬく理系のための英文メール術』
吉形 一樹 プロフィール

今やメールは、必要不可欠な情報交換のツールとなっています。メールの使い方次第で、個々人のコミュニケーションの質が大きく変化するだけでなく、研究成果や企業の重要なプロジェクトの命運さえも左右されることが少なくありません。

提携関係にある研究機関や取引関係にある企業の間でも、ひんぱんにメールで問題提起をして、それに対する解決策を効率よくメールと電話会議型式で議論することが常識となりました。研究活動・企業活動のグローバル化はとどまるところを知りませんから、全世界を舞台にして英文メールを送受信することを余儀なくされている方も少なくないでしょう。

なかでも、研究・生産・開発拠点が世界中に散らばり、「非ネイティブ同士」も含む英語のやりとりがスムーズにできることが要求されるエンジニアや科学者にとって、このことは非常に大きな頭痛のタネになっています。私の経験からも、いまだに英文メールに拒否反応を示す理系人は少なくありません。

そこで本書は、多忙で時間のないエンジニアや科学者などを対象に、どのようにしたら英文メールのやりとりが効率よくできるか、ネイティブ/非ネイティブを含め、英語でしかコミュニケーションがとれない同僚やプロジェクトメンバー、共同研究者らと、いかに正確に意思を伝えあうか、すなわちグローバル化した世界を生きぬくためのメール術について、具体例を交えて考えていきます。

「読みやすく」「簡潔な」「伝わるメール」によるやりとりをいかに実践するかは、毎日、短時間で大量のメールを処理しなければならない現代のメール社会において、ますます深刻な課題になっています。

かつての教授の口癖であった“Brief, Precise and To the point.”こそが、今、私たち理系人のメール術に最も必要なことであると確信し、その内容をご紹介するために本書を書き上げました。

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本書の内容と構成は、通常の英語学習書とはやや異なっています。

本書では、単なる英作文の解説書に終わることをあえて避けました。代わりに、第一線で活躍されているエンジニアや科学者が、英語を使ってネイティブ/非ネイティブとメールでやりとりする際に、どのようなアプローチをとることでコミュニケーションスキルを向上させることができるかに重点を置いて解説しています。

その内容は、他国の技術者との英語によるコミュニケーションが必須となっている非技術者の方々にとっても必ず役立つはずです。