(六本木のとあるスナックにて)
川崎 何歳くらいで結婚したい、という希望はありますか?
記者T 30過ぎくらいですかねえ。
川崎 子どもはほしいですか?
記者T ほしいけれど、ゆとりができればという感じでしょうか。いま子どもができたら破産しちゃうかなと。
二村 なんか根拠なき不安があるのかな……。Tさんいま年収650万くらいって言ってましたよね。たしかにこれからの時代、普通に働いていて自動的に20年後30年後に年収2倍とか3倍とかにはならない世の中だとは思うけど。
記者T うーん、お金もそうなんですけど、いまは仕事ばっかりで自由な時間が1日30分くらいしかないんですよね。それで、家族ができたらちょっと難しいかなと……。
川崎 家族に割く時間がない、ということなんですね。
記者T 結婚の前にまず彼女だと思うんですけど、彼女ができたら自分の時間がなくなっちゃうな……と思ってちょっとためらうところもあります。
川崎 そうか、やっぱりそうなんですね。最近、若い男性の「彼女が欲しくない理由」に、「一人の時間がなくなるから」「趣味の時間が取れなくなるから」という回答が多いんですよ。また、いまの時間配分でぎりぎりハードな仕事が成り立っているから、恋愛が入る余地がないと。でも、例えば佐々木希クラスのきれいな奥さんがいて、家でごはんつくって待ってたらどう?
記者T それは、ありかもしれない(笑)。
川崎 そうしたら、自分の時間はいらない? 例えば、趣味のマンガを読む時間が少なくなってもいい?
記者T ああ……ちょっと難しいですね。それならAVで我慢します。
二村 Tさんが結婚する佐々木希は、専業主婦の佐々木希がいいんですよね? 晩ごはんつくったら「何時に帰ってくるの」ってメールしてくる佐々木希だったら嬉しい?
記者T それ、きついですね。だって、そんな毎日何時に帰るかなんてわからないし。
川崎 本物の美人と結婚するって、そういうことですよ。だって、これまでめちゃくちゃたくさんの男の人に、ちやほやされて、特別な存在として扱われてきたわけだから。「なぜ私をないがしろにするの?」「私より趣味を取るってどういう意味?」ってなります。
記者T そ、それは無理です。応えられません。