消費税25%でも、相続税はナシ! ゼロからわかるスウェーデン「超合理的な社会」のしくみ

週刊現代 プロフィール

徹底した合理性を求めるスウェーデン人の国民性は、墓の形態にも表れている。

以前は、スウェーデンでも日本と同様、個人の墓が一般的だった。しかし、最近急速に増えてきているのが、ミンネスルンドと呼ばれる匿名の共同墓地だ。スウェーデン人の死生観に詳しい中京大学の大岡頼光准教授は語る。

「ストックホルムの郊外には『森の墓地』という世界遺産にもなっている最大の共同墓地があります。

遺骨は完全に灰になるまで焼かれ、墓の管理人が林に撒きます。匿名性が重視されるので、どこに灰が撒かれたかわからないように、家族は散骨に立ち会うことはできません。

先祖を崇拝する日本の価値観とはことなり、死んだらそれで終わりという価値観が根底にあるのでしょう。気を付けてみると、骨の破片が林に転がっていることもあります」

充実した信頼できる福祉制度のもと、安心して人生を送り、死んだら森に還る——北欧の楽園には、日本人が学ぶべき幸せのヒントが無数に転がっている。

「週刊現代」2015年9月26日・10月6日合併号より


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