涙も出るけど勇気も出る!
25歳女性起業家の号泣戦記

【プロローグ公開】山口絵理子『裸でも生きる』
山口 絵理子

「はい」

「そう! 日本はどう? バングラデシュはどう? なんでこんな国に来たの⁉ 日本語話してみて!」

「あの……ごめんなさい。私、ちょっと疲れていて……」

彼は一瞬キョトンとした顔をして、私に鍵を渡してくれた。

「おやすみなさい」

(304号室……、304号室……)

部屋は小さいけれど、それでもベッドが置いてあった。ベッドに飛び込んだら、空港から今までの緊張とドキドキと恐怖心から解放され、涙が出てきた。

「怖いよう……。帰りたい……。どうしてこんなところに来ちゃったんだろう……」

(続きは本書でお楽しみください!)

山口 絵理子
1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、アジア最貧国「バングラデシュ」に渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュやネパールの自社工場でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストールなどのデザイン・生産を行い、2015年現在、日本、台湾など21店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL)2008年選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン2012アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー受賞。毎日放送『情熱大陸』などに出演。著書に『裸でも生きる2――Keep Walking私は歩き続ける』『自分思考』(ともに講談社)。
イベント情報!11月21日(土)『裸でも生きる』文庫出版記念!山口絵理子トークイベント開催 参加者募集中(早割1500円~)http://www.mother-house.jp/event-campaign/lecture/