年4%成長でGDPも給料も
年金も1.5倍になる

バラマキでは成長しない。「大きな政府」と訣別せよ

 鳩山内閣の支持率は下がりっぱなしだ。やっぱり政権交代がピークだった。「政権交代。」と銘打った民主党マニフェストの通り、昨年の総選挙でその役割の大半を終えてしまったのだろう。

 国民が愛想をつかしてしまっているのは、総理の軽さである。かつて小沢氏が「神輿は軽くてパーがいい」と言ったそうだが、脱官僚の政治主導を実現するには、官邸の主が軽くては迷走を繰り返すばかりだ。神輿を作っている職人さんの話では、神輿には肩にグサっと食い込む重さが必要だとか。軽すぎては神輿にならないのだそうだ。

 鳩山総理には、残念ながら重みが感じられない。普天間移設問題に見られるように二転三転する言葉は、あまりにも軽すぎる。前言を翻す、すぐお詫びをする、言葉はやたら丁寧だが、国民は「ああ、この人にはちょっとお任せできないな」と思ってしまうだろう。

 言葉に魂が籠っていないから、空中浮遊する。国民の心にストンと落ちてこない。魂の籠った総理の言葉なら、国民の心に住み着いて国民はハッピーになる。それが「言霊のさきはう国」の伝統だ。

 鳩山総理の軽さは言葉だけではない。権力と権威をもった総理のポストそのものが軽んじられている。官邸主導とは程遠い党高政低。小沢幹事長こそが、スネに傷だらけになりながらも最高実力者であり、小沢フリーの政治決断はありえない。小沢傀儡政権のイメージはさらに、総理のポストを軽くする。

なぜ「たれポン」は沸騰しないのか

 このような政治環境のもとで、今月は雨後の竹の子新党ブームとなる。平沼・与謝野両氏による「たちあがれ日本」(勝手略称"たれポン"、以下同じ)は、せっかく作ったのに「期待せず」が7割を超えた。

 ネット右翼を"ネトウヨ"と言うが、今のところネトウヨのボルテージが上がってメジャーな存在になる気配なし。石原慎太郎東京都知事が応援団長となっても、神通力が消えうせたよう。田母神俊雄氏が仮に参議院候補となっても、大ブレークには程遠いのではないか。

 「たれポン」が沸騰しないのは、第2自民党を公言してしまったからである。自民党と協力して民主党をやっつけるというメッセージが強すぎた。結党後にいくら「反民主・非自民」と言い訳してみたところで、自民補完勢力のイメージは拭えない。

 むしろ「たれポン」は自民の崩壊を加速させ、結果として小沢氏が高笑いする民主補完勢力となるだろう。消費税増税と憲法改正の2枚看板は、デジャヴでしかない。福田内閣当時の大連立構想のテーマそのものだ。

 なにより問題なのは、平沼・与謝野両氏は国家主義的タカ派とリベラルという違いはあるものの、大きな政府を志向するという点で一致することだ。いくら「反民主」と言っても、民主もまた大きな政府志向。何ら変わりはない。

 みんなの党はアジェンダの党だ。何をなすべきかという政策課題のもとに、覚悟する人間が集まった。大きくなりすぎた政府資産を圧縮し、小さな政府を作る。民が主役の成長国家を目指す。名目4%成長で、10年後にGDPも給料も年金も1.5倍になる。

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