美女社長の手練手管〜二人の距離を近づける秘密の「会話術」

二村ヒトシ×川崎貴子「スナック人生相談」高田馬場編3
二村 ヒトシ, 川崎 貴子 プロフィール

川崎 客観的に見ると「もったいない」がいっぱいで(笑)。シチュエーション的に難しいのはわかるけど、私たちと話していた時とキャラが変わりすぎたものですから。だから、遠慮なく行きますよ(笑)。

はい、まずね、Kさん、楽しそうじゃない。むしろ、Sさんのほうが楽しそうにしてた。そのときに、自分が楽しそうじゃないことで相手ががっかりするかも、と思わないと。

二村 楽しそうに振る舞うと、なんか恥ずかしいと思ってる? それとも、自分のほうが楽しそうだと負けてる感がある?

エンジニアK いや、単に恥ずかしいですね……。

川崎 でも、Sさんだって明るくはしゃいでるのが、もしかしたら恥ずかしいのかもしれません。でも、Kさんを楽しませようと思ってやってるんです。そこは汲んであげないと。で、Kさんはずっと口に手を当てて隠していましたよね。これは、心理学的に「私は嘘をついている」「本当のことを言いません」というサイン。これはよくないです。

エンジニアK わー、まったく無意識でした。

川崎 そして体の向きも、Kさんは机の方を向いて肩で壁を作って、横顔だけSさんに向けていましたよね。対してSさんはイスを少し後ろにして体を開いているというのに。これは、これから心を開いてほしいと思っている相手には、絶対にやってはいけないサインです。

※ SさんとKさんは横並び

エンジニアK ああー……。

川崎 男の人はわりと閉じがちなんですけどね。だからこそ、過剰に開いて行く必要がある。選挙で当選する大統領なんかは、みんなかならず民衆に体を向けて、胸や肩を開いてますよ。

二村 選挙で当選する大統領(笑)。

Kさんが目指すべき道

川崎 あと、共通のお女友達のことを「M」と呼び捨てにしましたね。これは、「Mさん」と呼ぶべきです。「Mちゃん」でもいいけど、とにかく初デートで、女性の共通の友達を呼び捨てにするのはよくない。女性は初デートの時、色々な距離感を図っています。MちゃんとK君の距離感、そして、初デートでの自分との距離感。

二村 もしくは、呼び捨てにするにしても「普段はMって呼んでるんだけどね」という注釈を入れるとかね。

川崎 そう、呼び分けができればいいんです。ちゃんとした人だな、と思われます。次は、その友達の話が長すぎる。せっかく会ってるんだから背景の話は早々に、眼の前の相手の話に入らないと。

エンジニアK ううー、そうですね……。

二村 しかも、その相手の話にいよいよ入ろうってときに、Kさん、あだ名をつけようとしたでしょう(笑)。あれで微妙な空気になったのは気づいてた?

エンジニアKはい、なんか間違ったなと思いました(笑)。

川崎 あれもね、距離感なんですよ。何だか楽しそうじゃないし、心も開きそうもないのに、いきなり「あだ名を付ける」という親しい者にしか許されないような提案をされると「あれ?」となる。「苗字がめずらしいから」の次に、もう下の名前聞いちゃっていいです。そこは特攻ポイントでしょう。聞いた上で、「綺麗な名前ですね」「どういう漢字? すごく考えられてる名前だね」「ご両親がつけてくれたの?」とか、質問&褒めポイントがいくらでも見つかるはずだから。

エンジニアK 勉強になります……!