「遺品整理」に困り果てたら、プロに頼む

迷ってばかりで捨てられない、実家が遠い
週刊現代 プロフィール

とはいえ、要望があれば極力個別に聞くようにはしています。たとえば、『遺品のどこかに現金があると思うので、それを探してほしい』と言われれば、封筒の一枚一枚すべて中身を確認していきます。

また、絵画や骨董品など、価値のありそうな遺品については、専門の買い取り業者を呼んだほうがいいとアドバイスをします。もちろん業者の紹介もします」

優良業者の見分け方

プロに依頼すれば、自分でやるよりも時間、労力ともにはるかに楽に遺品の整理ができる。しかし一方で、数多くの業者があるだけに、「優良業者」の見極めには注意が必要になる。

まず気になるのが、プロに任せたときにかかる費用だろう。前出の木村氏が言う。

「あくまで目安ですが、ワンルームで3万円から、3DKで15万円から、一軒家で20万円程度からと考えておくといいでしょう。家の広さや物の量によっては100万円以上かかることもあります。決して安いとは言えない費用ですので、交通費や労力と勘案し、じっくり考えてから決めても遅くありません」

検討する際には、1社ではなく、複数社から見積もりを出してもらったほうがいい。

木村氏が続ける。

「見積もりが杜撰な業者は、やめたほうがいいですね。いわゆる悪徳業者は、最初は低く見積もっておいて、後から『予想以上にゴミがあった』『口頭で説明した』などといって、2~3倍の値段をふっかけてくる。提示された金額の内訳について細かく質問し、その説明に納得した上で依頼するべきです」

その他にも、依頼前にチェックしておくべきポイントはある。

悪質な業者は、予期せぬ貴重品が出てきたときに、依頼者に知らせず黙って懐に入れていることもままある。

またこれは論外だが、廃棄にかかる費用を浮かせるために遺品を山や林に不法投棄する業者までいるというから、業者選びはくれぐれも慎重にしたい。

一方、優良業者は整理の際に「親族の立ち会い」を求めることが多い。依頼者の事情でそれができない場合でも、作業過程や出てきた貴重品を写真に撮るなど、丁寧に報告してくれる。