フザけるな、年金機構!
「年金払いすぎたので、200万円返して」だと

支払いミス1万件で、突然電話が……
週刊現代 プロフィール

そもそも、年金機構のように、政策立案ができず、現場で事務をする部隊を、キャリア官僚は一段、格下に見る傾向がある。その意識を変えないといけません。旧社保庁時代と比べれば、窓口の対応など格段に改善された部分もあるのですが、こう、年中行事のようにミスを繰り返されては、国民はたまりません」

官僚の傲慢、職員の怠慢。そのツケを、なけなしの年金で生活する私たちが払う。

何よりも足りないのは、当事者である年金機構の、職員の想像力だろう。

長寿社会になったいま、年金は国民にとって、老後の短くない人生を、不安なく暮らすための「頼みの綱」だ。

そう信じてきたからこそ、ときには生活が苦しくとも、どうにかやりくりをして掛け金を支払い続けてきたのではなかったか。それがはたして、どれだけの労苦だったのか。それを想う想像力が感じられないのである。

職員にとっては、ただの書類上の数字に過ぎないだろう。だが、100万単位のカネを動かすことは、私たち一般国民には容易なことではない。

こうした事態が繰り返されれば、「年金は信用できない」という不安が一層広がり、現役世代の未納も増加。結局は年金崩壊を、それを司る組織が自ら招くことにもなりかねない。本当に、フザけるな、年金機構である。

「週刊現代」2015年9月12日号より


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