[サッカー]
大野俊三「ハリルジャパンは激しさを見せよ」

スポーツコミュニケーションズ

正GK川島の不在は問題なし

 その点では東アジア杯に引き続いて今回のカンボジア代表戦(9月3日)、アフガニスタン代表戦(8日)の代表に選ばれた新戦力のMF遠藤航(湘南)やDF米倉恒貴(G大阪)は楽しみです。

 彼らには細かいことはともかく、積極的にプレーしてほしいと期待しています。早いアプローチで攻撃の芽を摘み、チャンスを演出する。そんなシーンが何度も見られれば、チームにとって新たなオプションが生まれるはずです。

 守りでは今回、正GKの川島永嗣が招集されませんでした。これは大きな問題にはならないと思います。ハリル体制になり、守りのスタイルはこれから積み上げる段階。まだ今は個々の選手での対応がメインになっています。

 川島がいなくても、各選手がすり合わせをしながら守備をまとめていくでしょう。その融合が短時間でどのくらいできるかがポイントです。むしろ、これまで出番の少なかった他のGKには大きなチャンスととらえて頑張ってほしいと思います。

 カンボジア戦、アフガニスタン戦は結果はもちろん、内容が問われる2試合です。繰り返しになりますが、ピッチに立つ選手たちの激しさ、アグレッシブさが伝わってくるゲームを見せてほしいと願っています。

大野俊三(おおの しゅんぞう)プロフィール>
元プロサッカー選手。1965年3月29日生まれ、千葉県船橋市出身。83年に市立習志野高校を卒業後、住友金属工業に入社。92年鹿島アントラーズ設立とともにプロ契約を結び、屈強のディフェンダーとして初期のアントラーズ黄金時代を支えた。京都パープルサンガに移籍したのち、96年末に現役引退。その後の2年間を同クラブの指導スタッフ、普及スタッフとして過ごす。現在、鹿島ハイツスポーツプラザ(http://kashima-hsp.com/)の総支配人としてソフト、ハード両面でのスポーツ拠点作りに励む傍ら、サッカー教室やTV解説等で多忙な日々を過ごしている。93年Jリーグベストイレブン、 元日本代表。