入居してからでは遅い!
経営が危ない「老人ホーム」の見分け方

「要介護600万人」時代の大問題【後編】
週刊現代 プロフィール

退去条件があやふや

契約書でとくに気をつけたいのが「退去条件」だ。「退去するか否かは、利用者の介護度に応じて、協議の上決める」といった記載がある場合には要注意。

大まかな条件のまま契約してしまうと、後々のトラブルの元になるからだ。認知症で徘徊が始まったり、病気で重篤な状態になった場合のことなど、細かく確認したい。

他にも、施設内での転倒やケガへの対処について、その施設に問い合わせてみるのも一つの手。事故対応をどうシミュレートしているか。損害保険はどう設定されているか。その説明がキチンとされるかで施設の健全さが分かる。

逆に、これらのネガティブな質問に動揺するような施設は、経営にしてもサービスにしても、「終の棲家」として信頼できない。

もちろん、体験入居を利用しない手はない。たった1日やそこらで何が分かるのか、と思うかもしれないが、職員と入居者との会話の様子や、食事、雰囲気、清潔さは行ってみないとわからないものだ。できればいくつかの施設を回って比較し、見る目を養いたい。

「施設選びは、目先の入居時だけでなく、10年後、また最期をどう迎えたいかを考えて行うこと。日常生活の場なのですから、幻想を捨て、妥協できるところは妥協しつつ、納得いくまで質問して判断してください」(外岡氏)

人生の大きな決断。後悔のない選択をしたい。

「週刊現代」2015年9月5日号より


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