[BCリーグ]
武蔵・小林宏之監督代行「巻き返しのカギ握る左腕・中村」

スポーツコミュニケーションズ

「やられたら、やり返す」強さを

 監督代行に就任して心掛けているのは、選手たちのモチベーションをいかに高く保つか。独立リーグの選手はミスを引きずりやすく、切り替えに時間がかかる傾向があります。負けが込んだり、結果が出ないと気持ちが落ち込んでしまうのです。

 そのため、「またミスをしたら、どうしよう」とプレーが消極的になってしまいます。
「失敗した時こそ、前を向く」
「やられたら、やり返す」
 プロとしては、このくらいの気持ちの強さを持ってほしいと思っています。

 攻撃にしても、チャンスになればなるほど、ファーストストライクを見逃してしまうのは残念です。ワンストライクを簡単に与えてしまうと、次は誘い球で追い込まれ、自分のバッティングがますますできなくなってしまいます。

 NPBで活躍しているバッターは好機こそ1球で仕留めています。そのための心構えを含めた準備を石井義人コーチと選手たちには植えつけたいと考えています。

 打線では元NPBの角晃多が打率.333と頑張っていますから、周りを打つ中野邦彦、伊藤彰大がいかにつなげられるかがカギを握ります。最下位とはいえ、首位とはまだ2.5ゲーム差。何とか挽回して上位を目指します。

小林宏之(こばやし・ひろゆき)>:武蔵ヒートベアーズ監督代行
1978年6月4日、埼玉県出身。春日部共栄高を経て、97年にドラフト4位で千葉ロッテに入団。02年にセットアッパーとして1軍に定着し、05年は先発で12勝をあげ、日本一に貢献。以降、3年連続で2ケタ勝利をマークする。06年の第1回WBC、07年の北京五輪アジア予選では日本代表も経験。10年にはクローザーとして29セーブをあげる。FA権を行使し、11年に阪神へ移籍。13年にはロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約。シーズン途中にBCリーグ・群馬へ。14年は信濃でコーチ兼任でプレーする。14年7月、埼玉西武に入団し、同年限りで引退。15年は新規参入した武蔵の投手コーチに就任し、5月から監督代行に昇格。NPBでの通算成績は385試合、75勝74敗29セーブ、1135奪三振、防御率3.57。