貧しさゆえに娘を殺したシングルマザーの慟哭〜銚子市・女子殺害事件の真相

フライデー プロフィール

「誰かに相談すればよかった……」

前回のルポでは、近年、生活に行き詰まり、母子ともに餓死したり、母親が子供を手にかけてしまうという事件が多発していることを紹介した。記事の中で、「反貧困ネットワーク埼玉」の藤田孝典氏はこう語っている。

<貧困に苦しむシングルマザーは、精神疾患になってしまうケースが多い。子供に『おなかいっぱいご飯が食べたい』『なんでうちは貧乏なのか』などと泣かれて、精神的に追いつめられてしまうんです。

私のところにも、泣きながら『子供に暴力を振るってしまった』『一家心中を考えている』と相談に来る方がいる。一歩間違えば事件につながるのではないかと感じることは、少なくありません>

2012年の貧困(世帯年収約122万円未満)率は、子供がいる現役世帯(世帯主が18-64歳)全体では15.1%なのに対し、ひとり親世帯では約55%にまで跳ね上がる(ひとり親世帯の約9割が母子家庭)。追いつめられたシングルマザーたちに、「最悪の選択」をさせてはならない。

「本当は私が死ぬはずだったのに……。なぜ殺してしまったか分からない。可純には、本当に申し訳ないことをしてしまった。こうなってしまう前に、誰かに相談すればよかった……」

公判中、松谷被告は涙を浮かべながらこう語った。 しかし、最愛の娘・可純さんの笑顔は、もう二度と見られない。

『フライデー』7月22日号より


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