腰痛の「最終兵器」から片頭痛の特効薬まで 
部位別「つらい痛み」がウソみたいに消えるクスリ

専門医は知っている
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そういう患者さんは、実はひざではなく腰が痛みの原因であることが少なくありません。ひざのレントゲンを撮っても異常が見つからないのに、腰のレントゲンを撮ると、骨と骨の間が狭くなっている。こういう方は、硬膜外ブロック注射をすると歩けるようになることが多いですね。

あまりにも痛みがひどい場合には、関節の炎症ではなく神経障害性の痛みの場合があるので、『ビリビリする』『キリキリと痛む』ようなら神経痛に効く鎮痛薬のリリカを処方します」(前出・佐藤氏)

意外に効くあのクスリ

リウマチや痛風も、関節痛の大きな原因だ。これらについても、解熱鎮痛薬ではなく消炎鎮痛薬のほうが効果が高い。箱に「アセトアミノフェン系」と書かれた痛み止めしか常備していないという人は、ロキソニンやセレコックスなど、炎症を抑える効果のある薬を使うようにするとよいだろう。もちろん、当座の痛みを抑えるだけでなく、病気の治療も大切なのは言うまでもない。

ある時突然ズキズキと襲ってきて、一度痛み始めると何も手につかなくなるのが歯の痛みだ。かといって、いつもすぐに歯医者へ駆け込めるとは限らないのがつらいところ。医療法人貴和会・歯周病インプラントセンターの佐々木猛院長が言う。

「鎮痛作用が高いのはボルタレン坐薬、ボルタレン、ロキソニンの順ですね。患者さんがかなり強い痛みを訴えているときは最初からボルタレンを処方することもありますが、実際はできるだけ早く治療を行うので、薬だけで鎮痛を図ることはあまりありません。

ロキソニンが飲めない人やお子さんの場合は、副作用の少ないカロナールやソランタールを処方します。この2つは喘息がある人でも使えます」

昔から歯痛の応急処置として馴染み深い「正露丸を直接歯に詰める」「新今治水を患部に塗る」といった鎮痛法も、長続きはしないものの即効性があり、意外に侮れない。

日々の暮らしの中で、どうしても避けて通ることのできない、つらい痛み。痛み止めの薬は無数に出回っているが、「自分の痛みに本当に効く薬は何か」「その薬はどうして効くのか」を知っておけば、いざというときにも安心というものだ。

「週刊現代」2015年8月15日・22日合併号より


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