腰痛の「最終兵器」から片頭痛の特効薬まで 
部位別「つらい痛み」がウソみたいに消えるクスリ

専門医は知っている
週刊現代 プロフィール
※薬との相性は体質や健康状態によって変わります。医師の指示に従い、用法や用量を守って服用してください

次に手が伸びるのは、やはり貼り薬だろう。解熱鎮痛成分のインドメタシンを含むバンテリンや、市販薬ではないが、最近では貼るタイプのロキソニンテープも登場している。

飲み薬や湿布薬だけではどうしようもないという時、頼りになるのが坐薬である。同じボルタレンでも、錠剤と坐薬では効き目の速さが段違いだ。

「ボルタレン坐薬は即効性が高く、胃が弱い方でも問題なく使えます。また、胃が弱いけど坐薬はちょっと、という方には、腸にたどりついてから溶ける錠剤もあります」(前出・佐藤氏)

ただ、一時的な痛みならばこれで十分だが、効き目が切れるたびに痛み止めを服用し続けるのは、胃腸や腎臓・肝臓の負担が大きく、あまりお勧めできない。また、これらの薬は使い続ければ使い続けるほど副作用も起こりやすくなる。

つらい痛みがあまりに長期間続くとき、まさに「最終兵器」となるのが「オピオイド系鎮痛薬」である。松山市にある富永ペインクリニック院長の富永喜代医師が言う。

「これは脳や脊髄、末梢神経にある『オピオイド受容体』に作用する薬です。分かりやすく言えば、痛みの伝達そのものを止める薬というわけです。

オピオイド系鎮痛薬は、日常生活を脅かすほどの強い痛みが3ヵ月以上続く『慢性疼痛』と呼ばれるケースで初めて処方が考慮されますが、医師は自己判断で勝手に処方するのではなく、『神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン』という治療指針に基づいて処方しています」