【沿線革命055】
新幹線の夜行運行でお盆の混雑は解消できる

山陽新幹線と東北新幹線の事故対策も
阿部 等

繁忙期の混雑緩和は、利用者・鉄道会社・社会にプラス

夜行新幹線により繁忙期の輸送力を増強し、指定席の購入や自由席での座席確保に行列せずにすむようになれば、利用者にプラスとなることは言うまでもない。

混雑が解消されれば、今まで混雑が嫌でマイカーで出掛けたり、そもそも出掛けなかった人の相当数が鉄道で出掛けるようになるだろう。新線建設も車両増備も不要で利用者を増やせる鉄道会社には大きなプラスだ。

マイカーから鉄道へのシフトが進めば、高速道路の渋滞も大幅に緩和でき、マイカー利用者にも福音だ。自動車利用に伴うエネルギー消費と環境負荷も減り、社会全体にもプラスだ。

良いことずくめの夜行新幹線(できれば夜行「寝台」新幹線)だが、実は私のオリジナルアイデアではない。工学院大学特任教授、東京大学名誉教授の曽根悟氏の発案だ。私が中学生の頃に鉄道雑誌で読んだ記憶があるので、40年位前から発表されていながら、未だに実行されていない。実行する価値は絶対にあるはずだ。

曽根悟氏が企画・監修者を務め、私の会社が運営を担っている工学院大学オープンカレッジ鉄道講座(http://www.LRT.co.jp/kogakuin/)は、鉄道に関する充実した講座を用意している。興味がある方は、ご覧いただければ幸いである。

  阿部等(あべ・ひとし) 1961年生まれ。東京大学 工学部 都市工学科卒。88年にJR東日本へ入社、保線部門を中心に鉄道の実務と研究開発に17年間従事。2005年に同社を退社し(株)ライトレールを創業、交通計画のコンサルティングに従事。著書『満員電車がなくなる日』。日経ビジネスオンライン「キーパーソンに聞く」が好評。FacebookTwitterにて実名で情報発信。交通や鉄道の未来を拓きたい方のために、交通ビジネス塾(http://www.LRT.co.jp/kbj/)を主催し、工学院大学オープンカレッジ鉄道講座(http://www.LRT.co.jp/kogakuin/)の事務局を務めている。
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