成果を出したかったらもっと寝ろ! 一流のプロフェッショナルは毎日8時間以上眠っている

トム・ラス著『座らない! 成果を出し続ける人の健康習慣』より
トム・ラス
〔PHOTO〕iStock by gettyimages

しかしながら、仕事前にきっちり睡眠を取るよう期待されている人の多くは「働くために睡眠はできるだけ削る」という労働観を持っています。一晩に眠る時間が6時間未満の人は、労働人口の3割以上を占めています。

睡眠に絡んだ生産性の低下によって、年間で1人当たり2千ドルのコストが発生しています。睡眠不足によって人間のパフォーマンスも労働の質も悪化しています。1日6時間未満の睡眠は、職場で過労やストレスを招きます。実際、燃え尽き症候群を誘発する最大の危険因子です。仕事で成功したいならば、夜には十分に眠れるようなスケジュールを組むことです。

エリクソンによる研究は、休息がいかに成果の最大化につながるのかも明らかにしています。音楽家やスポーツ選手、俳優、チェス選手ら各界で活躍する一流のプロは、90分以上も集中し続けることはあまりありません。短時間集中を繰り返しています。頻繁に休息を取ることで過労を防ぎ、確実に回復しようとしているのです。そうすることで翌日も全力を出せるわけです。

睡眠不足では成果を出せません。連続して長時間仕事に取り組むと、逆にパフォーマンスの低下を招きます。こうした事態を防ぐためには、集中は短時間にとどめて定期的に休息する。同時に十分な睡眠で生産性を維持する。1時間分の活力を手に入れたいなら、1時間余計に眠ることです。

『座らない! 成果を出し続ける人の健康習慣』より抜粋
つづきは書籍でお楽しみください!

トム・ラス(Tom Rath)
ビジネス・健康・経済の分野で活躍する人間行動学の専門家。米ギャラップ社で13年間にわたって「社員エンゲージメント・強み・指導力・ウェルビーイング」部門を統括。現在は研究や執筆、講演活動を精力的にこなす一方で、同社で上級科学者兼アドバイザーとして働く。過去10年で国際的なベストセラーを5冊執筆。処女作『心のなかの幸福のバケツ』(日本経済新聞社)は米ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー番付の1位。2013、14年には日本で未訳の『ストレングスファインダー2.0』が米アマゾンの年間ベストセラー1位に輝いている

牧野洋(まきの・よう)
1960年生れ。慶應義塾大学経済学部卒、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修了。日本経済新聞社でニューヨーク特派員や編集委員などを歴任し2007年に独立、執筆・翻訳活動に入る。2008~13年は在カリフォルニア、帰国後に早稲田大学ジャーナリズムスクール非常勤講師

著者:トム・ラス / 翻訳:牧野洋
『座らない! 成果を出し続ける人の健康習慣』
(新潮社、税込み1,404円)
座っていると、寿命が縮み、成果も出ない! 健康に働き、成果を出し続けるためには、何を食べ、どんな運動をして、何時間眠ればいいのか---著書累計600万部を超えるビジネスコンサルタントが提唱する「食事」「運動」「睡眠」のルール。

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