2015.08.10
# 雑誌

現役議員と秘書への取材で判明
政治家のホントの給与とお手当
「笑っちゃうぐらいオイシイ!」

年収7000万円、amazonより早いサービス…etc
FORZA STYLE

鉄道は無料、秘書の給与も「横取り」

「交通」も同じだ。ほぼ全国の鉄道が無料で利用できる「JRパス」と「航空券引換証」が支給される。航空券は、地元選挙区と国会がある東京の間を最大で月4往復分支給される。

「たしかに切手代などはかかるが、それでも月に10万円程度。真面目に経費だけに使おうとしたら、月100万円など使い切れない人が多い」(同前)

文通費をそのまま貯蓄に充てている議員や、子どもの教育費に使っていると公言する議員までいるほどだ。

国会議員は、さらに「公設秘書3人分の給与」も税金で賄われる(平均で年額約2500万円)。これが"錬金術"の原資となっているのだ。これまで国会議員計8名の政策秘書を務めた、『国会議員とカネ』の著者・朝倉秀雄氏が明かす。

「支給された秘書給与の一部をピンハネして、自身の資金管理団体に寄付させたり、裏ガネとしてフトコロに入れるのです。3人の公設秘書の通帳と印鑑を預かって、すべて自分で管理していた大物世襲議員もいました。寄付という形であっても、本来は議員から要求すれば違法になります。なので、私は面接のときに『センセイ、私は毎月いくらお出しすればよろしいでしょうか』とあらかじめ聞くようにしていましたよ。それぐらい当たり前に行われていたのです」

他にも「秘書の名義貸し」という手法もある。まず知人に公設第二秘書などの名義を貸す。相手に議員秘書という肩書を自由に使用させる見返りに、給料(第二秘書の給与は平均500万~600万円ほど)をそのまま議員本人のフトコロに入れるという手法だ。もちろん、その知人は秘書としての仕事などいっさいしない。

まだまだある。一人あたり月額65万円(年額780万円)の「立法事務費」。法律を作るための調査研究に使うという名目で各会派の所属議員一人ごとに支給される。そもそも国会議員の第一の仕事は立法であるはず。すでに歳費や文通費が支払われているにもかかわらず、さらに「事務費」を受給するのは、「ラーメン屋がラーメンを作って、代金以外のおカネを受け取るようなもの」(前出・朝倉氏)だ。自民党や民主党などでは議員個人のフトコロに入ることはないが、小規模な会派は別だ。

「少数会派の議員にとっては、この立法事務費が第3のサイフなのです。少人数の会派の場合、議員立法などほとんど不可能なので、立法事務費をそのまま議員個人に直接分配してしまうことが多い。たとえば、上西さんはいま『大阪未来創造会』という一人会派を作っているので、直接受け取っているハズです。これも領収書がいらないカネです」(前出・秘書)

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