【稀代の政治家 田中角栄(2)】
神楽坂の妾宅用に350坪の土地を購入、広い庭付の豪邸を建て毎月100万円を送った

福田 和也

昭子はスケジュール管理、政治資金の調達、選挙運動、マスコミ対応などあらゆる仕事を請け負って角栄を支え続け、田中派の間で「ママ」と呼ばれる存在となる。
ずっと代議士と秘書の関係を続けていた2人だったが、大蔵大臣に就任した昭和37年、角栄は昭子に愛の告白をする。

「これから、おれが伸びていくためには、どうしても、おまえが必要なんだよ」(『角栄とともに生きた女』大下英治)

参議院のドンといわれた村上正邦は自著『だから政治家は嫌われる』の中で、角栄について「田中角栄って人は、世間では金権政治の権化みたいに思われているんだけど、お金だけであれほど人の心をつかむことはないんですよ。お金だけで人は動かない」といっている。

角栄は自分の中に理想を持っていた。その実現のために金を使った。だから人が動いたのではないだろうか。

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『週刊現代』2015年8月1日号より


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