恋人も結婚も「うざい」が4割!「ひとりが好き」な若者たち

日本の人口はもう二度と増えない
週刊現代 プロフィール

根本にあるのは、国の財政問題だ。介護に医療にインフラ補修、カネのかかる話ばかりの一方で、経済はマイナス成長になるわけだから、国民全員が痛みを強いられることは避けられそうもない。家庭を持たずに気ままに暮らす若者が増えれば、「家もいらないし、車もいらない」というライフスタイルが広がり、国内消費も伸び悩み、ますます税収は減るだろう。

フィナンシャルプランナーの深野康彦氏が語る。

「オリンピックが開催される2020年頃には景気のピークを迎え、さらなる消費増税が検討されるでしょう。また、その頃にはマイナンバー制度で個人の資産が把握できるようになっているので、預貯金や株式などの金融資産に『資産税』がかけられる可能性もある。現在、個人の金融資産は1700兆円もあります。その金融資産に1%の税金をかければ、約17兆円の税収になります。消費税を1%上げても、2兆2000億円~2兆5000億円ほどしか税収は増えないので、これは大きい。他にも年金支給年齢の引き上げや、医療費の窓口負担の増加などが実施されるはずです」

もはや「国難」とも呼びたくなる危機が迫っている。今まで私たちが当たり前のものとして享受してきた医療システムやインフラにある日突然、ガタが出始め、その深刻さに気づいた時には建てなおすだけのカネも人もいない。こんな国で恋をして結婚し、子供を産むのはバカらしい……。

冒頭の調査で「恋も結婚も面倒くさい」と答えた若者たちは、本能的に危機を感じ取り、冷めた気持ちで「おひとりさま暮らし」の刹那を楽しんでいるのだろう。そして、そんな若者が増えれば、ますます少子高齢化が進行して……。国家崩壊の足音が迫っている。

「週刊現代」2015年7月11日号より


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