日本は「人は親切」だけど
「システムは不親切」!
~これまでにない利便性を求めて~

JASTEC・中谷昇社長に聞く

美的感覚

社長室に、クイーンのブライアン・メイが50年間使っているギターのレプリカを置いています。彼は子供の頃、父親と一緒にハンドメイドでつくったギターをいまだに愛用しているんです。暖炉の木やエンジンの部品を使ったお手製のギターからは、ほかのどんなギターともちがう不思議な美しい音がします。あと、'87~'88年に発売された最初期のマッキントッシュのパソコンも飾ってあります。自分の頭で作り上げた、いまだ人が見ていなかったものが、よほど好きなのでしょう。

若者

今後の目標は、業界のロールモデルになることです。弊社の売り上げも重要ですが、よりユーザーのためになる合理的な開発手法を編み出し、評価されたいですね。また将来的には利便性や効率を改善するシステムだけでなく、お客様の売り上げを向上するような、システムを使ったビジネスの提案もしていきたい。そのためには次世代を育てなければならない。だから、私はいつでも、社長室の扉を開け放ち、社員からの提案も、相談も、何でも引き受けています。

そんな仕事ぶりを通し、証券、生保、損保、運輸、航空、製造・・・・・・様々な分野で、皆様に、いままで誰もできなかったほどの利便性をお届けしたい、と夢見ています。

(取材・文/夏目幸明)
『週刊現代』2015年7月11日号より

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日本一社長を取材している記者の編集後記

35歳の時に大手企業を退職した中谷氏。彼は「学ぶには遅い年齢かもしれませんが、「なんとかなるだろ?」くらいの気持ちがありました」と話す。彼は「思い切った行動を起こす時は、最悪、どんなことが起こるが予測し、それに備えなければいけない」と話す。だが一方で「『なんとかなるでしょ!』という感覚的な自信も必要」と話す。経営も同じだと感じた。

トップラインを伸ばす(新規事業を立ち上げ、売り上げを伸ばす)ような思い切った投資は、どこかで「なんとかなるでしょ?」という、感覚的な自信が必要なのだ。、だからこそ、創業社長はこれら投資が得意な場合が多いのだ、と。


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