[アイランドリーグ]
愛媛・正田樹「ひとつでも上のレベルを」

~リーグ注目選手に訊く(Vol.1)~
スポーツコミュニケーションズ

どこでも自分は変わらない

――NPBや台湾プロ野球、BCリーグなど、さまざまな場所で投げ続けてきました。それらと比較してアイランドリーグのレベルはどう感じますか。
正田: うーん、それは難しいですね。こう言うと語弊があるかもしれませんが、僕自身としてはどこであろうと自分のピッチングは変わらないんです。ただ、独立リーグに関しては、若い選手が多い分、僕のような経験者は結果で示さなくてはいけない。成績を残さなくては、という危機感やプレッシャーは強いかもしれません。

――結果で示すという役割の中には、チームを優勝に導くことも含まれると思います。その意味では、この前期、愛媛は一時、首位を走りながら、優勝を逃してしまいました。
正田: 首位・香川との直接対決で先発を任せてもらって勝てなかった。その点は僕自身も悔しいですね。個人の成績は良かったかもしれないですけど、チームとして勝てなかったことは心残りです。

――NPBを目指す選手には、正田さんの経験から学ぶことも少なくないでしょう。若手に対して伝えたいことはありますか。
正田: 僕の姿を見て、もし「レベルが違う」と感じるのであれば、それは、なぜ違うのかを考えてほしいですね。まずは、その違いを埋めるに何をすべきか。監督やコーチ、いろいろな人に話を聞いて取り組むことが大事でしょう。常に、どうすればうまくなるかというテーマを突き詰めていってほしいなと思います。

――正田さんも現役選手として、これから先、さらにレベルアップしたい点は?
正田: これといったものはありませんが、ケガなく、1試合1試合、いい準備をしてマウンドに上がる。これが一番大切だと考えています。

――またNPBで投げる姿を待ち望んでいるファンも多いはずです。
正田: それはご縁があれば。今はNPBにこだわらず、ひとつでも上のレベルを目指していきたいというのが正直な気持ちです。今回対戦するアメリカの独立リーグというステージは僕のキャリアで、まだ経験のない部分です。新しい野球を肌で感じて、今後の人生につなげていきたいですね。

(聞き手:石田洋之)