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「ギリギリまで攻める」ための知識『理系のための研究ルールガイド』

上手に付き合い、戦略的に使いこなす

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具体例でわかる
「ここまでOK」「これはダメ」

実験、論文、学会発表、研究費申請など、研究活動にはさまざまなルールが存在する。一方、研究でブレイクスルーを成し遂げるには、ルールを超えた大きな考え方も大切だ。

本書では、研究者が知っておくべきルールの基本と、戦略的に使いこなすための方法をホンネで伝授する。

書き切れなかった大事なこと

研究とは絶対的におもしろいものだ。

知力を尽くして未開の分野を切り開き、誰も知らなかった真実を最初に知ることができる。僕は研究を「知的冒険」と呼んでいるけれど、こんなに興奮する冒険は、きっと他にない。だから僕は多くの人に研究者を目指して欲しいと思っているし、研究者になった人には成功してほしいと心から願っている。

そのため、僕はこれまでに、『理系のための研究生活ガイド』『理系のための人生設計ガイド』という2冊の本を出版し、研究者として生きるための知識を紹介してきた。

けれど、そこでは書き切れなかった大事なことがある。それが、「研究者のルール」だ。

最近は研究を取り巻くさまざまな事件が起きているが、ルールがおきざりにされているために大きな問題になっていると強く感じる。

でも、「ルールを守ろう」なんていう単純なことではない。ルールを思いきり使いこなして、ごきげんな研究生活を送ってほしいと願って書いたのが、この本である。僕にとってはブルーバックスの『理系のための』シリーズの第3作目になる。

ルールPhoto by Sangga Rima Roman Selia on Unsplash

ルールというと細かいことだし、めんどくさいし、本当は取り上げたくない題材なのだけれど、あまりにルールを知らなさすぎたり、ルール違反を恐れて萎縮してしまっている研究者が多いのを見て、あえてこの本を書いた。ルールを超えたような大きな考え方も大事だし、ルールにのっとって細かいところまで注意を払うことも大事なのだ。

昔から言われていることわざで「神は細部に宿る」というものがある。