驚きの中国産食品 高級コメは「プラスチック製」です!

まだ、そんなことやってるの!? 
週刊現代 プロフィール

しらばっくれる中国政府

そして21日。インドネシア国有の調査会社がこれらのコメを検査し、ポリ塩化ビニルなどの有害化学物質の含有を確認した。ポリ塩化ビニルは、水道のパイプやホース、ラップ、床のタイルなどに使用される物質。つまりはプラスチックだ。当然ながら食べて体内に入れると発がん性があり、最悪死に至る。

「インドネシア国内に流れていたこのプラスチック米は、ジャガイモとサツマイモを一度溶かし、それを固めるためにビニール袋を溶かして混ぜ、白米の粒に似せて作られたものでした。見た目はほとんど普通の精米と見分けがつかないほど、クオリティの高い偽装米だったようです。もっとも、炊いて食べれば一瞬でニセモノだとわかるのですが……」(全国紙ジャカルタ支局記者)

この騒動を受けて、インドネシア国民の怒りが爆発。同国のゴーベル商業大臣が、中国商務部の王受文副部長と5月24日に協議し、「コメの流通経路を即刻調査されたい」と要請するまでの事態に発展した。

対して中国政府は、すぐさま「インドネシアにコメは輸出していないので、我が国は無関係」との反論を表明した。

だが、これはもちろん中国がしらばっくれているだけだと語るのは、食品事情に詳しいジャーナリストの椎名玲氏だ。

「有害物質を混ぜた合成米は、10年ほど前から中国国内で出回っていました。ただ、今年4月に習近平主席が悪化し続ける食品事情を憂慮し、食品安全法を改正。北京や上海などの大都市を中心に取り締まりが厳しくなり、偽装米を国内に流せなくなった。

その結果、インドネシアやミャンマー、タイなど、食品の安全検査が比較的『緩い』国々へ流すようになったんです。中国政府がどんなに輸出を否定したとしても、コメが流れていることは周知の事実です」

「下水油」はいまも流通

アジア各国で密輸入されているコメの多くは、「五常米」という中国随一のブランド米を謳っている。本来は中国の北東部・黒竜江省五常市で作られているコメで、「中国のコシヒカリ」と呼ばれるほど高級なものだ。

「この『五常米』は年間約105万t作られていますが、実際に市場に出回っているのは1000万tを超えているとされています。つまり、『五常米』として売られているコメの約9割はニセモノなんです」(中国問題に詳しいジャーナリストの福島香織氏)

「五常米」として売られている中には、インドネシアを騒がせたプラスチック米の他に、こんな偽装米もあるという。

「見た目がピカピカと輝いているものは、絶対に口にしてはいけません。ツヤがあって、いかにも高級ブランド米に見えるんですが、実際は古米に工業用ラードを混ぜ、そう見せかけているだけ。食べたあとはだいたい頭痛、下痢などの症状を起こします」(北京で働く大手商社社員)