トホホな密着大金持ちの中国人、今度は京都で爆買い「金閣寺で錦鯉をワシ掴み」編

いいかげんにせんかい!バブルチャイニーズ
週刊現代 プロフィール

「なんだ、脱がないのか。カネなら払うぞ。それでも脱がない?」

陳社長はご立腹だ。

「芸者遊びなど、この程度か。それならもう十分だ。腹が減ったから肉を食いに行くぞ」

時間を30分も残しての退席だった。お茶屋にとって、客が時間前に切り上げるのは、店側に落ち度があって客が満足しなかったことを意味する。芸妓にとっても「恥」だ。ガイドがたしなめても、陳社長は時計を指さして大声で「俺は急いでいる」と叫び、同行者と連れ立って行ってしまった。

「日本を征服した気分だ」

血統書付き但馬牛に舌鼓を打ち、ホロ酔い気分になった陳社長は、「さっきはすまなかった」とガイドに切り出した。

「日本のお茶屋文化はわかった。中国でも自慢できる。そうは言っても、やはりやることはやりたい。なんとかしてくれ」

陳社長は高級ホテルのラグジュアリースイートルーム(1泊約13万円)に宿を取っている。あそこなら呼べるかもしれない。日本人ガイドは馴染みのデリヘル店「P」に電話をかけた。

「一人14万1000円?まったく問題ない。そこから先は女の子との交渉次第だな。片言の日本語はできるから大丈夫だ。とにかくカネはあるから安心してくれ」

翌日、陳社長は充血した目でホテルの玄関に現れた。朝まで楽しみ、友人の分も合わせて50万円を支払ったのだという。

「日本の女性はすごいな。あんなテクニックがあるなんて、中国女じゃちょっと考えられない。買えない芸妓よりも、デリヘル嬢だ。ガッハッハ。なんだか日本を征服した気分になったよ」

陳社長は骨董にも興味がある。最終日は京都の骨董店で、壺を買い求めた。お代は200万円。銀聯カードで支払い、サラサラとサインする。

「これは明代の本物だ。中国にはこの時代のものはあまり残っていないんだ。買い戻しだ!」

今回の日本滞在(2泊3日)で使った金額は王さん一家が300万円、陳社長一行は500万円。

数々のトラブルを引き起こしながらも、多額のカネをバラ撒き、彼らは満足気に、日本をあとにしたのだった。

「週刊現代」2015年5月23日号より


 ★ 読みやすい会員専用のレイアウト
 ★ 会員だけが読める特別記事やコンテンツ
 ★ セミナーやイベントへのご招待・優待サービス
 ★ アーカイブ記事が読み放題
 ★ 印刷してじっくりよめる最適なレイアウト・・・などさまざまな会員特典あり

▼お申込みはこちら
 http://gendai.ismedia.jp/list/premium