【沿線革命041】 東西線のドア閉め完了から出発まで16秒を7秒とできれば遅延をなくせる!?

16秒間、何がされている?

さて、全てのドアが閉まってから出発までの16秒間、何がされているのだろうか。17本の列車にほとんど時間のばらつきがないということは、特定の運転士や車掌が時間を要するのではなく、業務の手順として定例化されていることを意味する。

【039】に書いた「駅員による安全確認→車掌への伝達→車掌による安全確認→車掌の乗務員室への乗車→運転士への伝達→運転士の指差喚呼の手順を」をもっと細かく書くと以下である。

ホームの真中に駅としての安全の最終判断をする係員、西船橋寄りの端に西船橋寄りの安全確認をする係員、中野寄りの端に中野寄りの安全確認をする係員が立っている。真中の係員は以下の手順で、駅としての安全確認の終了を車掌へ伝達する。
 ・中野寄りの係員の合図を受けて「前よし」と指差喚呼
 ・西船橋寄りの係員の合図を受けて「後よし」と指差喚呼
 ・目前のモニターを確認して「モニターよし」と指差喚呼
 ・手持ちのハンドマイク兼入力装置のボタンを押しホームの表示器に●を表示

駅の安全確認の終了を表示器の●により車掌へ伝達(2015年4月27日撮影)

車掌はその表示を確認後、目視及びモニターにより確認できる範囲を確認・指差喚呼し、乗務員室へ乗り込んだ後に、ブザーにより出発合図を運転士へ伝達する。

過去に、車掌が乗務員室へ乗り込む前にブザーを扱い、安全確認のため列車から離れた瞬間に列車が出発し、車掌がホームに取り残される運転事故(死傷者が出ずとも、鉄道業界では「事故」と称する)が何件かあり、その再発防止策としてブザーは乗務員室への乗り込み後としている鉄道事業者が多い。

運転士はそれを受け、前方及び速度指示を確認・指差喚呼した後にノッチ(自動車のアクセルに相当)を投入する。

なお、以上は東京メトロの内部文書を入手して書いたものではなく、現場観察に基づき書いたものなので、細部や用語が誤っている可能性がある。誤りに気付いた方はお知らせ願えるとありがたい。