2011.05.11(Wed)

今こそ考える!なぜ日本は食料輸入大国になったのか Vol.3

生きるためにいちばん大切な「食」の話

筆者プロフィール&コラム概要

 第三は、輸入国も日本、中国、韓国、台湾、メキシコといった国に偏っていること。

 トウモロコシの場合、日本、韓国、台湾の三ヵ国で輸入量の三分の一を占める。大豆にいたっては、中国だけで全体の約半分を輸入している。

 穀物の国際市場はもともと脆弱で不安定なうえに、現在、世界的な穀物不足が進行しているんだ。その原因となっているのは、

 ・異常気象の頻発
・世界人口の増加
・中国などの新興国における食生活のレベルアップ
・バイオエタノールの生産増によるトウモロコシ不足
・世界的な食料増産の頭打ち
・深刻化する水不足

 次回から、これらの原因について詳しく説明していこう

以降 vol.4 へ。(近日公開予定)

柴田明夫
1951年、栃木県生まれ。東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。2006年より丸紅経済研究所所長。産業政策、国際商品市況分析のエキスパートとして知られる。著書に、『食糧争奪』(日本経済新聞出版社)『水戦争』『飢餓国家ニッポン』(いずれも角川SSコミュニケーションズ)など

このコラムは柴田さんの著書『生きるためにいちばん大切な「食」の話』から抜粋し、掲載しています。


『生きるためにいちばん大切な「食」の話


柴田明夫著
講談社刊
800円(税別)

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