死亡者続出!体への負担は少ないが、命の保証もない「腹腔鏡手術」はこんなに危険です(下)

週刊現代 プロフィール

「胃は、血管の周りにリンパ腺があるため、開腹して実際に手で触りながら手術したほうが確実だという意見が多い」

一方、腹腔鏡手術が向いていないのは、肝臓や膵臓だ。

「管のようになっている腸や胃と違って、塊の臓器のため、そこから腹腔鏡でがんを切除するのは非常に難しい。とくに膵臓は、体内の奥にあって周囲に神経が絡んでおり、より高度な技術が必要です」(前出・齋浦医師)

それを踏まえた上で、医者には、事前に次のようなことを確認しておこう。前出・森医師が言う。

「その医者が手掛けた腹腔鏡手術の症例数、死亡率がどれくらいなのか、最低限確認しておく必要があります。また、医者から腹腔鏡を勧められたら、なぜ開腹手術ではなく腹腔鏡手術でなければいけないのか、その理由を訊いてみてください」

他の選択肢を提示せず、腹腔鏡だけを一方的に勧められたら要注意だ。また、腹腔鏡手術の実績だけでなく、開腹手術の経験も訊いたほうがいい。

「腹 腔鏡手術中に大量出血などが起こった場合、開腹手術に急遽変更することがあります。開腹手術の経験がある医師は腹腔鏡の怖さを知っているので、緊急事態で もすぐ切り替えられる。ですが、開腹手術の経験が浅い外科医の場合、不測の事態が起こっても腹腔鏡のまま何とかしようと続けてしまい、不幸な結果を生むこ ともありえるのです」(前出・齋浦医師)

体への負担が少ないからと受けた治療で、命を落としてしまったら元も子もない。患者にも判断力が問われている。

>>>「死亡者続出!体への負担は少ないが、命の保証もない「腹腔鏡手術」はこんなに危険です(上)」はこちら

「週刊現代」2015年4月18日号より


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