学生が地方にビジネスと雇用を生む起業家になる!? 若者が挑戦できる社会への第一歩

「GSC Tokyo スタートアップチャレンジキャンプ2015」

2日目は、株式会社ベネッセホールディングス(以下、ベネッセ)の支援を受け「新規事業の立ち上げ」についてのケーススタディを学んだ。学生たちにも馴染みが深い通信教育講座「進研ゼミ」もかつては新規事業だったのだ。学生たちは、ベネッセが今取り組んでいる新規教育事業の事例に基づき、課題の設定と分析、市場調査、収益化モデル構築など一連の事業計画作成プロセスを経験。想いをベースにした自らのビジネスを形にするまでのプロセスを知った。

メンターを務めたベネッセの平山恭子氏(教育事業本部 事業開発・研究開発チームリーダー)は、「ビジネスを通じて、誰かの課題を解決して感謝されること、それによって収入を得ること、そして、社会に貢献できることの面白さを感じてほしい。誰かのために働くことができる素晴らしい人材になって、社会に出てきてください」と学生たちにエールを送った。

3日目は、グローバルシェイパーズ東京ハブを全面的にサポートする日本コカ・コーラ株式会社で、ビジネスプランの作成に取りかかった。

4日間に渡ってメンターを務めた日本コカ・コーラのArseny Chuk Besher氏(広報・パブリックアフェアーズ本部 統括部長)は、学生たちを激励した。

「私たちは、CSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)だけを考えている時代は終わり、これからはCSV(Creating Shared Value、共通価値の創造)の実現が重要だと思っています。世の中に新しいバリューをどう創造していくのか。自分がこれから生み出す事業でどんな問題を解決できるのか。そこを起点にビジネスアイデアを考え、みなさんの周りに発生している、まだ誰も解決できていない問題をビジネスによって解決することができたら、スティーブ・ジョブズよりも素晴らしい革命を起こせるかもしれない。何も恐れずにクリエイティブに突き進んでほしい」

自分の問題意識を掘り下げ続けること

そしていよいよ最終日、14名が7チームに別れ、持ち寄った想いをベースに、3日間でグローバルシェイパーズやスポンサー企業のプロフェッショナルたちに学び、磨いてきたビジネスプランを、審査員を前に発表した。

地方向けの福祉専門の短期派遣アルバイトプラットフォームや空き家の有効活用をするためのマッチングサービスなど、それぞれが身近な問題意識から生まれた事業計画を発表。審査員からは、分析やロジックの甘さなど厳しくも愛のある指導が飛び交った。中には、想いを時間内に形にできずビジネスプランを発表することができなかったチームもあった。