アイデアが体感できる試作品を作るための資金源

〔PHOTO〕Thinkstock

投資家の心を惹くには「わかりやすさ」が肝心

【質問】 現在、私はサフォーク大学(アメリカ、ボストン市)の2年生で、人命を救えそうなアイデアを持っています。このアイデアは、いつも他人に親切な母の行為に触発されて生まれました。母からは、自分の欲求やニーズが第一では成功できない、と教えられました。

このビジネスモデルは、ひとつ販売すれば同じものを必要としている人にもうひとつ寄付できるというやり方で、これで2倍の人数の命を救いたいと願っています。

実際の試作品(プロトタイプ)を創るための資金はどこから得たらよいでしょうか?(ジョン・マクガバン)

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――ブランソン: 自らが道徳や倫理の手本となってあなたに教えたお母さんは、周囲の人たちを奮い立たせる方のようですね。お母さんは他人の生活を向上するにはどうしたら良いかということを考えさせることで、あなたがビジネスの世界でうまくやっていく上での素晴らしい素質を育んでくれました。(ここイギリスの「母の日」に応えるにはぴったりの質問です!)

ジョンさん、あなたがビジネスを志す理由は至極まっとうです。多くの人は起業家精神をてっとり早く金持ちになる方法だと考えていますが、そのやり方でうまくいくことはめったにありません。

仮にあなたの会社が人々の生活を革新できないのなら、ビジネスははじめないほうがいいでしょう。これは単純な話です。起業家は金銭目的が唯一の動機であってはなりません。実際に、もしもあなたが自分の製品やその効用に無神経ならば、誰もあなたを相手にしないでしょう。

試作品の製作が常に最重要というわけではありません。しかしあなたの場合は、実際に製品が機能する様子を見せることで、投資家の心を揺さぶることができそうです。相手の態度がガラッと変わることがよくあります。特に私は、実際の試作品を見てから興味津々になるタイプです。試作品の製作コストはできるだけ低く押えましょう。その製品のもっとも重要な機能をはっきりと示し、見た目も魅力的である必要があります。しかし作りはシンプルなものにしてください。投資家の関心を得るには、わかりやすさが肝心です。

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